オイルチューンでも
- 立ち上がりが良くなる。回転が上がる
- 飛距離が伸びる
- バックラッシュが減る
飛距離アップやバックラッシュ軽減にはほぼ効果がない!!
基本的にオイルの役目は摩擦軽減と金属表面の保護だ。ベアリングで書いた通り回転以外に効果を感じた方はブレーキの調整が甘かったと思う。まぁバックラッシュについては固いオイルを入れたら回りにくくなってバックラッシュが減る。逆に軽いオイルに変えたら回転が良くなってバックラッシュしやすくなる(ブレーキ固定で中粘度から比較した場合)
回転に関わるオイルの性能はほぼ粘度次第と言っても良い。粘度が低ければ低いほど回る。ベアリングの脱脂したことがあると解るかもしれないが、パーツクリーナーを吹いてピンセットにさして回すと、揮発するにつれてよく回るようになる。一番静かに高回転で回るのはパーツが完全に揮発する前にだと思う。パーツクリーナーがオイルの代わりになっている為だ。そして『完全に揮発する前』と言うのが重要でどんなに回るオイルでも一杯注油すると回らなくなると言うこと。だから回転上げるなら緩いオイルをごく少量。脱脂したベアリングにもうほんのちょっと、回しながら馴染ませて金属音が消えた辺りが一番ですね。
実際にそこまで管理して注油してる人はあまりいないと思うし、私もやってない。むしろドバドバかけてそのまま使っている。酷いとオイルにどぶ浸けして取り付けている。こんな使い方でも問題ない。オイルはベアリング以上に回転に影響がある。なので選定に困る、そして色々買って試す訳です。
私も無駄に色々なオイルを試したりもした。高級品はほとんど無いけどね。回転に違いが出るが飛距離やバックラッシュに大きな違いは出なかった。ブレーキやサミングでエネルギーを捨てているから。あまり役に立たないが、釣りの仕方でオイルを選べば良いと思う。私はやったこと無いから詳しくはわからないが、渓流でのベイト。これには緩いオイルが適しているかもしれない。軽量ルアーをショートキャストしていくような釣りだと思う。そして飛距離よりも精度重視、そうなるとコントロールしやすいように力を入れないキャストになる。軽い力で回ってくれた方が都合が良い。
一方、陸っぱりでシーバスを狙う釣りの場合、当然ルアーも重くなるし飛距離も必要となる。そうなると緩いオイルは向かない。まずは回りすぎて制御が難しくなる。負荷もかなり掛かる。30gの鉄板を80mとか投げることもあるし、飛ばす方はもっと飛距離が出るでしょうね。なので純正程度の粘度を使うのが良いと思う。私は回転を下げる為にもっと重いオイルをつかっています。
どのオイルが良いか正直わからないが、エンジンオイル(粘度100~120程度かな)でも総重量3gのリグでも投げれる。投げ易いかは別としてね。高くて使ったことはないが高粘度のIOS-02が渓流でもソルトでも人気があるのは回転よりも使いやすさ、耐久性のバランスが良いからなのかなぁと想像します。ここくらいかな?回転が押さえることを謳っているメーカーは。そこに非ニュートン流体と言うのがポイントなのかもしれない。詳しい粘度はわからないが80位かな?自分の条件には理想的なスペックなんですが、何せ無駄に買ったオイルを消費しなくてはならんので我慢ですね。
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