一つの答え


私のビッグベイトには5501CSロケットを使っている。限りなくバックラッシュしないIMZも勿論良いんだがラインキャパが少ない。PE4号100mで飛距離が50m以上となるとやはり心配になる。それに高価なビッグベイトを使うので欲を言えば絶対に切れないラインを使いたい。理想は1oz1号以上という感じで4ozクラスのメガドッグの場合最低4号以上が理想。欲を言えば5号6号と太いラインで万全を期したいところだ。そうなってくると選択できるリールは少なくソルティスト・タトゥーラの300,400、カルコンの300,400といった感じになってくる。どのリールも使用してみたが個人的にしっくり来たのがこのアンバサダー5501CSロケットだった。だがこのリールにも問題点がある。とにかくブレーキが弱い。ゴマ粒のような遠心ブレーキ2個という空気抵抗のない物を遠投する仕様になっている。それに加えベアリングの配置が少々特殊な為ブレーキが効かなくなることが多々ある。手に入るならオールドのシャフト一体型の5501が欲しいところだが玉数が少なくギア比も低く使いにくい。そういったところから現行タイプの5501を使っている。さて、このリールを快適に使うにはどうしたらいいか色々検討してきた。とりあえず不足気味のブレーキはアベイルのマグネットを使って補強した。調整をしておけば遠心が無くても投げれるようになるんだが初速とかに対するブレーキ力は遠心の方が使いやすい。その為マグネットは微弱にセットして遠心とキャスコンでコントロールしている。だが遠心は不安定


写真を見てもらうと分かると思うが油が回ってテカテカしている。どんなに気を付けてもこのオイル問題は解決しない。ごく少量にしてしっかり余分なものをふき取ったりオイルを固い物に変えたりと色々やった。効果はあったがやはり時間と共に滲んできて最終的には安定しなくなる。常識的にはスプールベアリングにはオイルだが飛散、漏洩防止を考えると


グリスの方が良いのではないかと考えた。ただグリスと言っても色々ある。個人的にはスプレータイプの物が良いと思う。チューブタイムの物よりも塗布しやすく比較的粘度も低いものが多い。また、塗布しやすいように


ベアリングのシールドを片面だけ外してある。このオープン側をスプールの内側にすることでメンテナンス性と遠心側への漏洩を防止するようにした。コグ側も


内側をオープンにしてある。こうすることで


分解せずともしっかりベアリングにグリスを塗ることが出来る。ハンドル側への注油はコグの穴からノズルを差し込んで吹き付ければいい。こうすることでメンテナンス性と遠心の不安定さを解消することが出来た。グリスを使う事でオイル漏れの心配がなくなった以外にも油切れの心配もなくなった。ただ注意してほしいのがビッグベイト用だからできるという事。軽い物を投げるならグリスは不向き。抵抗になって初速をガッツリ上げないとスプールが回せない。振り切る感じでのキャストが必要となってくる。当然コントロールはしにくいし軽いルアーは失速もしやすい為物凄く扱いにくくなってしまう。一応このセッティングでも15g位なら遠投は可能だがピンスポットにキャストするのは難しかった。20g位ならピンスポットでも問題なく投げれる。後はロッド次第という感じではあるが自分の通う場所であればこのグリスというのはベストな答えだとおもう。



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