新製品情報を書き込んだ時に30mmだから軽量ルアー向きだと書いたと思う。そこで今回はスプール径についてちょっと説明していこう。正直こんなにいらんだろってくらいベイトが集まった(;'∀') そしていろいろなスプール径を投げ込んでみて何となく理解ができてきた。その中で1番説明するのに最適なのが2500cと5500cかなぁ。という事でまずは2500cのスプール
これが30mm。ちょうどこれから発売されるミリオネアなんかに採用されるスプール径と一緒ですね。そして5500cスプールが
39mmとカルコン200に近いスプール径です。一般的に大口径が遠投向き、小径がフィネス向けと言われておりますね。その理由は簡単です。一つは純粋に重量ですね。サイズが小さくなればなるほどスプールは軽くなります。スプールが軽ければ小さなルアーでも回すことができます。もう一つが回転数です。39mmと30mmでどのくらい回転数が変わるのか、これをざっくりいい加減に計算していきましょう。
計算するにあたって条件を決めます。
- スプール径は痩せないとことします。
- 飛距離は100m
- キャストから着水までの時間を2秒
5500c 39mm
39×3.14=122.46 1回転122㎜ となります。100mなら約819回転。
これをrpmに換算すると 約25000rpmとなります。
2500c 30mm
30×3.14=94.2 1回転94mmとなります。100mなら約1063回転。
これをrpmに換算すると 約32000rpmなります。
2500cは5500cに比べて約1.3倍回転する事になりますね。あくまでも2秒間の間に回る回転数です。これがキャスト初期となるともっと高速回転することが分かると思います。またスプールも痩せていく為、キャスト後半でも高速回転を維持するので32000rpmをはるかに超えて来ることが想像できると思います。村田基氏が35000回転以上と言っていたのが誇張ではなかったことが分かりますね。
では問題です、回転数が上がると遠心ブレーキはどんな働きをするでしょう?答えは回転数が上がれば上がるほど強くブレーキが掛かるです。遠心ブレーキは回転数に2乗比例するといわれております。その為、同じブレーキを使用した場合、小径スプールでは飛距離が伸びないという現象が発生します。調整すればいいじゃんって思う方も多いですが物には限界があります。5500cでベークライト大2個を使うのに対して2500cではベークライト極小半分1個で同じ感覚でキャストできます。このセッティングはかなりセーフティーを取っています。日中無風なら5500cでベークライト大1個でも余裕です。これを2500cで再現するとなると極小を2mm無いくらいの長さにカットしないとです。ブレーキブロックを用意するのが非常に困難です。これがSVS∞などの場合はどうでしょう。上級者ならブロックを削ってとか改造できるかもしれませんが、一般のユーザーではなかなか厳しいところです。なので小径スプールでは重めのルアーを遠投しても飛ばないんです。これは遠心にがぎったことではありません。比率は違いますがマグネットブレーキでも高速になればなるほどブレーキが強く利きます。これ原因でルアーが失速し飛距離が伸びないんです。
軽量ルアーの場合、7gとかそのあたりだとスピニングでも30mくらいですね。いくら思いっきりキャストしても鉄板バイブのような飛行速度が出ません。そうです。軽量ルアーの場合いくら一生懸命振ってもスプール回転数は大したことがないんです。なので小径スプールでも過剰な回転数にならず適切な調整が可能となるわけです。
どうですか?こんな感じで伝わったでしょうかね~。ノーブレーキの超絶サミング派ならスプールサイズで飛距離はほとんど変わらないんです。スプールのサイズが飛距離を決めてるわけではなくブレーキの性能で飛距離がきまるのです。というわけでノーブレーキ超絶サミングをマスターしましょう!!私には無理ですねぇ(;'∀')
結論
スプール径ではたいして飛距離は変わらない!!
酷い内容でした
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