えーっと、またグリスを買った。正直使いきれないくらいグリスもオイルもあるんだが色々試してみたくなるのがセルフメンテナンスのダメなところ。今度はオメガグリスの77を購入。YouTubeの動画でこのグリスをハンマーで叩いている動画がある。その動画ではハンマーで叩いてもグリスが飛び散らない。これはすごい!というわけで買ってしまった。アレですね、実演販売で買わされてしまう人ですよ。
オメガグリス57はきれいなブルーにラメ入りでしたが77はこれまたキレイな赤にラメ入りです。写真だと梅ジャムっぽくてあまりきれいに見えないけど実物はかなりきれいですよ。これを早速2500cにとSLXに塗ってみました。塗ってて感じたのは非常に塗りにくい。これたぶんダイラタンシーじゃないかなぁ?分かりやすく言うと片栗粉などを溶いた水。片栗粉を溶いた水にある程度の力を瞬間的に掛けると沈まず跳ね返されるアレです。いつものように刷毛でぺっぺと塗ると刷毛からグリスが剥がれない。じわーっと塗っていくとしっかりギアにグリスが乗る。なるほど、これなら動画の飛び散らないっていうのも頷ける。さて、このグリスですが万能ではございません。瞬間的な力に対して弾性を生むというのは非常にギアには良いですが高速で回転する軸などには不向きです。低速時は良いですが高速になると先の特性上、大きな回転抵抗になりますね~なのでリールで使うならギア専用と思ったほうが良いですね。メインギアに塗ってみましたが非常に滑らかでノイズや振動がすっきり消えますね。良く効くウィンウィンギアがなる様な場合に非常に有効かと。
レベルワインダーの内部ギアにも良いですが外側に見えるウォームギアには不向きに感じます。なので使い分けが必要メインギアなどの平歯車、はすば歯車には77が良いです。それ以外の箇所、ベアリングがレベルワインダーのウォーム、防水などには57もっとマニアックいくとウォームにはリニアガイド系のグリス、ベアリングではないブッシュ部分もリニアガイド系が良いかも。とはいってもリールに使うグリスなんて安くて入手性の良いAZのリチウムグリスで十分なんですよ。乱暴に言ってしまえばグリスなんて何でもいい(笑) 精密機械の世界でリールは精密機器だなんて言ったら笑われますよ・・・高負荷でギアが飛ぶ?グリスのせい?いやいや、人間の手で使うリールごときじゃグリスの性能上の負荷なんてかけれないですよ~。だからリールの性能を維持するための潤滑、防錆はどんなグリスでも問題ないです。あとは感覚の問題。巻いた感じ、しっとりしたものが好きかカリカリした感じが好きか。中華が良いかそれとも今夜は和食にするか?やっぱイタリアンがいいなんて言ったレベルの話です。だからケミカルに悩んでいる、このグリスでリールの性能が保てるのと心配な方はリチウムグリスをお勧めします。そこから先は・・・好みの感覚を追求していくケミカル沼になりますね(笑) さぁ皆さんもレッツケミカル沼へ!
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