タックル フィッシング レビュー

天龍　SWAT　SW83LML-BC

陸っぱりメインロッド

非常にしなやかでルアーをしっかり乗せたキャストがしやすくベイトリールを使い始めるには最適なロッドだと思う。ただし値段が値段なだけにちょっとやってみたいなと手軽に手が出るものではない。

対応ルアー重量は6g～30gとなっている。投げやすいのは20gちょっとまででそれより重いルアーは少々気を遣う。下限は3gまで何とか対応できる。一般的なシーバスロッド（スピニング含む）に比べて非常に柔らかく頼りない印象を受けると思うが魚をかければこのしなやかさが強い武器になる。私のフィールドが干潟で障害物のない河口ということもあるがロッドをややたて気味に構えて待っていればランカーでも次第によってくる。あまりお勧めはしないが60程度ならぬきあげられるパワーもある。

軽量な作りになっているため長時間の釣行にもおすすめだ。リールは200g～250g程度が良いとメーカーブログに記載されていた。

ベイトタックルではキャストフィールが大事だと思う。基本的なシーバスルアーであれば気持ちよく投げれるはずだ。ただし、ブレーキは強めにセッティングしておかないとキャスト直後のバックラッシュする可能性がある。長さと柔らい為か、ほかのロッドよりも初速が早いように感じる。それゆえにほかのロッドから本ロッドに持ち替えた直後は盛大にバックラッシュしていた。また、マグネットの場合、強めのブレーキセッティングゆえに後半の失速が激しい。最大飛距離を出すには4割程度の力で投げれるギリギリのブレーキでバックラッシュしないように投げること。初期のスプール回転をキャストで抑えブレーキを弱めることで後半の失速を減らす。この方法で投げればかなりの飛距離がでる。分かりやすく言うとコモモ125で50mとびます。

この特性を考えると遠心ブレーキの方が相性はいいかもしれない。私はあえて重いスプールを使って回転を抑えています。

リールを使い回す為、ラインはPE2号にリール16ポンドと言う変わった使い方をしている。リーダーはだいたい元ガイドまで引き込んでいるが、このセッティングならキャストでの引っ掛かりはほとんど無い。これよりPEが太いとガツっとガイドに当たる。もし専用にリール(スプール)が用意できるならPE1.5以下にした方が扱いやすい。現在はPE0.8にリーダー14lbで使っています。