ベイトリールの日常メンテナンス1


ソルトベイトユーザーなら使った後は必ず水洗いしていると思います。私も釣りから帰ったら必ず洗いますね。特にボートで使った時は念入りに流水で流します。さて、洗った後は乾かし注油するのですが、オイル?グリス?で悩むと思うんです。そこで各箇所に分けて私なりに解説していこうかなと。とは言っても分解して注油はかなり敷居が高く感じる方もいるはず。そこで使用後に行う日常的な注油について。自分で分解できる方にとっては当たり前の無いようですが使い始めたばかりだったりメンテナンスはメーカーに出している方には役に立つかなぁ。今回は


ハンドルノブ部分。この回転部分にはグリスを使うべきか、オイルにすべきか・・・多分オイルをさす方が多いのではないでしょうか。メーカーの取説にも書いてありますしね。しかし、本当にそれが正解か?まずは構造を説明します。


絵にするとこんな感じ。基本的に2つの軸受けで支えられております。私のリール、ブラック9やビッグシューターコンパクト、レボ系は樹脂のカラーとベアリングの組み合わせが多いです。中には両方樹脂カラーの物もあります。カラーとベアリングを組み合わせている場合、ほぼ必ずハンドルプレート側が樹脂カラーで奥がベアリング。水が掛かりやすい方を樹脂にすることで錆びなどのトラブルが少なくなります。奥側は通常使用ならほとんど水の影響を受けないのでより滑らかに回るベアリングにしているのではないでしょうか。さて、この絵から解るように分解せずに注油出来るのは手前の樹脂カラーです。『樹脂』と言うのがややこしくしているのですが、軸受けに使う樹脂は基本的に『自己潤滑性に優れている』材質を使います。この自己潤滑と言うのは潤滑剤(グリスやオイル)に頼らなくとも滑らかに動かせる性能です。鋭い方は気付いたと思いますが、グリスもオイルも実は不要なんです!流石にこれは言い過ぎですが、なくても滑らかに動くよ。でもあったら磨耗も少なくより滑らかだよと言うわけです。それと水の侵入を防ぐためにも塗った方が良いです。防水を考えるとここはグリスが良いです。使いやすいのは


スプレータイプのグリス。特にダイワのグリスは隙間に入りやすく粘度もさらさらです。こいつをシュ。ほんの少しで良いです。頻度も毎回ではなく2~3回くらい使ったらシュって感じで十分です。ちなみにオイルでメンテしたいと言う場合はなるべく粘度の高いオイルを使ってください。そうですね~アブ純正やダイワ純正のスプレーじゃないやつ。あれをごく少量、いっぱい着けると奥のベアリングまでオイルが掛かってしまいグリスが溶け出すので注意が必要です。材質から考えると色々面白いでしょ(笑)
次回はレベルワインダー周辺を考察していきます。

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