ドライヒットを考える


どうにかしてドライヒットをなくしたい!滅多に焦がさないんですが仕事をしていると小休止で迅速にニコチンを摂取する必要が有るんですよ。高濃度ニコチンを垂らして一気にと言うのも手ですが大概持ち歩いていないです。そうなるとやることは一つ、出力を上げて蒸発量を増やすことで摂取量を増やす!これならわざわざリキッドを持ち歩かなくても良いですね。しかし通常3.3Vで快適に吸えるセッティングに4.5Vを掛けると…えぇ、明らかにオーバーパワーで焦げます(;´д`) いや、わかってますよ。でもそこをどうにかしてクリアしたいじゃないですか。という事でどうしたらオーバーパワーでもドライヒットしないか考えます。



まずはこのコイルの写真を見てもらいましょう。上が28gで2.5mm 1Ω、コイル幅約3mmです。したが26gで3mm 0.8Ω、コイル幅4.5mm程度です。もちろん線径が違うしコイル径も違うので比較できないですよね。でもドライヒットする原因は一緒です。リキッドが乾いて焦げる。これにつきます。リキッドが一番に渇くのはコイルの真ん中。理由はコイルの熱の広がりは真ん中から外だからってことと、元々の保水が少ないってことがあげられます。なのでコイルの中心は1番条件が悪い場所となります。コットンを詰めるときにかなり圧縮してコイルに通すと思います。なので隙間が少なくリキッドの保持量も少ない。当たり前のことですよね。ではコイル径を大きくしたらどうでしょう?同じ密度でコットンを詰めた場合基本的には保持量はふえます。という事はコイル径が大きいほうがドライヒットしにくいってことになります。今度はコイル幅を考えてみましょう。コイル幅が広くなればなるほどリキッドを大量に保持している部分から遠くなります。そうなるとコイル中心部への供給が間に合いませんね。というわけでドライヒットさせないためにはコイル径を大きくしてコイル幅を短くすればよいという事になります。ただし、デッキのサイズに依存するので注意が必要です。

さて、マイクロコイルとスペースドの場合どちらがドライヒットしやすいのか?正直何とも言えないところです。私的にはどっちも変わらない、もしくはスペースドのほうが焦げやすいと思っています。理由はスペースドで組むとコイル幅が広がるです。極端ですがマイクロとスペースドでは倍くらい幅が変わります。ってことは供給しにくいコットン部分も倍に増えるというわけです。また、幅が倍になったからリキッド保持も倍になって放熱性も上がって焦げにくいと思われがちですが、コイルの温度の上がり方を考えると中心部分と端の部分ではかなりの温度差が生まれるれます。スペースドのばあい熱の伝達経路が線径分しかないので端まで熱が伝わるのに時間がかかるのと、隙間があるためそこで放熱してしまいなかなか温まらない。結果、なかなか満足いくミスト量が得られない。マイクロの場合は隙間なく巻かれているため接点が増えるので熱の伝達がスムーズになります。結果、短時間で必要とするミストを発生させられることになります。
というわけで

オーバーパワーにも対応できるセッティングはコイル径を大きくして幅を狭くしたマイクロコイルってことです。

じゃ線径を細くしてコイル径を大きくして幅を短くすれば・・・・物には限度があってやはりリキッドとの接点が減るという事はそれだけ蒸発量も減るわけです。極端にコイル幅を減らせばやはり1点集中で加熱されコイル温度が上がりすぎて焦げてしまいますね。エアーフローにもよりますが個人的にはコイル幅は3mmくらい、コイル径は2.5~3.5mmを基準として必要な抵抗値になるように材質を変える感じですね。私の場合だいたい0.8~1Ω前後で組みますので28gなら2.5mmでNi80かSS316、26gなら3mmでカンタルかNi80を選択しております。

0 件のコメント :

コメントを投稿