化学式CO2をグレードアップ


ペトボンの相性で親しまれているCO2添加装置ですがこの度、シルボンにグレードアップすることにしました。当初は低予算でという事で導入したのですが、使用してみると色々と扱いにくいことが分かりました。仕事の関係でCO2ボンベやアルゴン、アセチレンに酸素と結構ボンベを使用しております。これらのボンベには圧力調整機能が付いていてその後に流量調整が来ます。ボンベでなくても制御系ならだいたい圧力調整を行い流量調整を行うという流れが多いでしょう。そんな中、ペトボンには圧力調整機能が付いていないのです。圧力はクエン酸吸い込み口の出し入れを行う事で発生させるCO2の量を調整するといったものです。4キロ程度の圧力を保てれば問題ないのですが何らかの要因でマグネットが外れ吸い込み口が沈んでしまった、予定していた圧力より高くなってしまった等、困ったことも発生します。そういった圧力上昇があった場合、3秒1滴で流量調整してあったものが1秒1滴、ひどい場合は物凄い勢いでCO2が添加されてしますという事も起きえます。流量は圧力が一定でないと制御できません。という事でちょっと使いにくいというのが本音です。まぁ正直なところ時間ギリギリなので確認もせずバルブをひねって出勤というのが問題なんですが・・・なので添加前に圧力を確認して、吸い込み口の位置を調整し添加速度が反映されるまでチェックが出来ればペトボンは非常に有能な装置となります。毎朝タイムアタックで出勤している人には向きません。という事でシルボンにグレードアップしました。


今回購入したのは1リットルタイプの小さいものです。色々とスペースの問題があり水槽サイズを考えると小型で良いだろうという結論になりました。まぁ今まで使用していたペトボンも1リットル2本で運用していたので扱えるCO2はそんなに多くなかった。それと同等の量のCO2が発生できれば十分です。という事でこの一番小さいサイズを選択。またシルボンに変更した理由としては内部圧力は20キロ程だけど出力は3~4キロに減圧されて出てくるというちゃんと減圧構造があることが分かったからです。圧力一定であれば流量調整で一定の効果が得られる点は非常に大きいですね。一定に添加できるという事は今まで無駄に大量添加になってしまったりした分が減りますのでより長持ちすることが考えられます。最大の利点はやはり大量添加による生体への負荷を軽減できるという事ですね。ペトボンの時、注意はしていましたが帰宅したら爆速で添加されていてエビがみんな水面でもがいてるという事がありました。その時は水面まで伸びている水草が多くあったのでつかまって何とか酸素を取り入れられたのだと思われます。そういった事を考えると減圧構造があり出力が一定というのは非常に大事なところですね。実際レギュレーターを購入して減圧も考えましたが糞やっすい中国製の物でも2000円を超えてきます。ちゃんとしたSMCとかはもう・・・レギュレーター追加よりもシルボンに変更の方が色々とメリットがあったというわけです。


スペース的にも今までの半分で済みます。なのでもう1本追加しても怒られないんじゃ・・・なんて思っていましたがグレードアップしたことについて怒られましたよ。まぁ何しても怒られるものなんですよねぇ。というわけでより扱いやすいシルボンに変更したというお話です。一応これからCO2を始めるという方にアドバイスすると、ペトボンよりもシルボンをお勧めします。制御を理解してても急な圧力上昇は起こりえます。また耐圧の関係でも圧倒的にシルボンの方が高いです。安全性、生体への負荷などを考えると2000円程度の差は決して高くないです。なのでシルボンを強くお勧めします。見た目もペットボトルよりもステンレスボトルの方がカッコいいしね(笑)



0 件のコメント :

コメントを投稿