メカニカルブレーキを活用しよう


ベイトのセッティングでメカニカルブレーキはゼロポジション、不要なんて事がかなり言われている。個人的にはメカニカルブレーキは必要で結構多用していますね。カルコンDC201XGを使っていた時もメカニカルを締めて使う事も有ったし遠心の場合でもマグネットの場合でもやはり場合によってかなり効かせたりしていました。ただIMZだけはメカニカルを使っていません。色々なセンサー類が搭載されていることも有りメカニカルを利かせることででも様な作用が起きるかまだ個人的に検討できていないので基本的にメーカーの推奨するゼロポジションを使っています。さて、メカニカルブレーキを使う事でどんなことが起きるのでしょうか?基本的にはスプール軸に圧力をかけて回転しにくくしてバックラッシュを抑制するといった感じです。なので遠心ブレーキやマグネットブレーキなどと併用して使う事になります。扱いとしてはサブブレーキですね。マグネットブレーキの場合回転数に対して比例で増加するのでメカニカルを締めると基本的には飛距離が低下するというのはほぼほぼ正解です。ただ、マグネットのクリックで調整できない範囲、例えば4と3の間といった微妙な部分を使いたい場合、4だと強すぎるが3だとバックラッシュなんて時には有効です。遠心の場合、2乗に比例するのである程度のメカニカルブレーキならば飛距離が伸びる事の方が多いです。ほんのちょっと、メカニカルを締めることで初速を押さえることが出来きます。初速が遅くなれば遠心の利きが弱くなりますね。逆にキャスト後半の低速域は遠心が0に近い状態になるのでメカニカルを締めることで着水間際のバックラッシュを押さえることが出来ます。なのでPEラインを使うような場合、メカニカルを併用することで全体的にマイルドな設定ができるといった感じです。ではメカニカルブレーキはどの程度効くのか?これが1番の問題ですね。そこで


ジグヘッドを使ってメカニカルの利きを調べていきます。今回使うのはアジングで使っているジグヘッド1gを数個。これを


こんな感じで吊るして止まるクリック数を数えるという方法です。スプールサイズやライン重量、遠心ブレーキの設定などで多少変わってきますがそこまで大きな違いは出ないんじゃないかと思われます。また、ターゲットにしているのがシーバスなので使用ルアー重量は7g以上を想定しています。やり方は簡単ジグヘッドを結んでクラッチを切るだけ。クラッチを切ってもラインが出ないクリック数を数えるという物です。下限を7gのルアーとしているので3g程度まで調べれば十分かな。早速調査開始。1g、4クリックで停止。2g、6クリックで停止。3g、7クリックで停止。1g時は4クリックも締めないと止まらなかった伸び2gの場合は追加で2クリックと必要クリック数が減少していますね。3gに関しては+1クリック。これは?と思い4gをつってみたら3g同様7クリックで停止しました。この感じからメカニカルブレーキは2乗に比例していると思われます。


こんだけ締めこんだら巻きが重くなるという方も多いかと思いますが、正直気になる様な重さは有りませんね。よほど敏感な方で無いと分からないんじゃないかと思われます。スプールを弾いた回転は明らかに落ちますがキャスト時に大幅に回転下がるという事は無く遠心ブレーキの擦れる音が小さくなる事で回転数が低くなっていると感じる程度です。メカニカルを締めることで着水時だけサミングすればよくなるので飛距離のバラツキはかなり小さくなりますね。さて、実際どのくらい締めこむのが良いのか?私的には1gの4クリック当たりがおすすめですね。ほんのちょっと効いているだけでかなり使いやすくなります。強風向かい風なら6,7クリック。遠心と併用するならこのくらいで十分だと思います。また、極端な話ではありますが、アジングで1g+ワームをフルキャストする場合、1gの4クリックは結構有効だったりもします。ほぼサミング要らずになるのでラインの摩耗が軽減できるのとバックラッシュしないことでラインへのダメージも軽減できます。ただフルキャスト限定なので場所を選びますね。もちろん管釣りなんかで使う1gのスプーンでも同じです。うまくメカニカルを使う事で専用機じゃなくても結構やれちゃったりします。メカニカル、使ったほうが良いですよ。






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