リョウガのマグネットユニットがかなり強いという事が前回の試投で良く解った。なのでそのうちカスタムしていこうかと思っているがマグZブースト化ってできるのだろうか?ローターとか丸っと入れ替えれば使える様だったらチャレンジしてみようかなぁ。ブレーキが強い分ブースト化すればブレーキの幅も広がるし場合によっては飛距離が伸びるんじゃないかと考えている。特にバランスの崩れやすいルアーに対して有効なんじゃないかな?ブーストがOFFになるタイミング次第だけど初速だけに効いてくれるんだったらマグZよりも強いブレーキ設定で同等の飛距離が出るんじゃないか?この辺は実際に組み替えてみないと分からない。でもローターの最大出量はマグZでもブーストでも基本的に同じはず。ブーストOFFでマグZと同等のブレーキが得られればバックラの心配なく思いっきり振り込めると思われる。その後マグZがOFFにるが強力なマグネットユニットによって着水間際のサポートもできると想像している。かなり夢のあるブレーキシステムだと思う。
さて、マグフォースの調整だがだいぶ色々試した。ノギスで計測したり投げてみて体感の違いなんかも判ってきた。まずはジリオン1516スプールのマグZと1516HLCのブレーキの違いだがスプリング以外にも違いがある。ノーマルスプールはHLCに比べ下限にワッシャー1枚くらいのストロークが余分にある。なので着水間際のブレーキはHLCよりもかなり弱い。最大ブレーキはどちらも同じ。色が違うが材質は同じだろうと思われる。なので同じブレーキ値で振り切れる感じ。高速回転時のブレーキがOFFになるタイミングはHLCの方が早く切れるがPEラインにHLCスプールという組み合わせの場合かなり後半までブレーキが残る。ノーマルスプールでもほぼ変わらない。HLCにマイルドチューンを施した場合OFFになるタイミングが手前になるためブレーキ力の総量としては弱くなるため飛距離が伸びる。0.8mmのワッシャーを入れた状態でも十分な伸びを感じるので違和感はない。ノーマルスプールの場合0.8mmワッシャーを2枚入れることでかなりHLCに近づくことが分かった。スプリングが弱いので全く同じとはいきませんがチューン前よりも5m前後飛距離が伸びる。HLCマイルドチューンはさらに5mといった感じ。いつも使う14,15gの鉄板をブレーキ4で投げた場合ラインが全く浮かずに飛んでいく。OFFになった後のわずかな伸びをうまく処理できれば65m以上飛んでくれる。全く浮かないのでもう1段階落とせるかと思い3でキャストするとかなり膨らむが何とか後半まで持ちこたえてくれる感じ。しかしこの状態では風が吹いた瞬間バックラッシュするだろうし夜間はちょっと使えない。バランスを崩してキャストした場合、速攻バックラッシュしますね。ならば4番のブレーキを弱くするべく今度はローターの上部に0.4mmほどワッシャーを追加してみた。初速のブレーキには不安はないがより切り替わるタイミングが早くなったという事も有り安定感は損なわれた。そんなに難しいサミングではないので日中うなら問題なく扱えるがナイトではやはり厳しい。飛距離もわずかしか伸びない。そう考えるとHLCマイルドチューンで使ったほうがいい。かなり適当に投げても55m飛んでくれるししっかり投げれば65mまで狙える。今回使ったロッドが710とちょっと短いものでスペック表記60gまで背負えるものを使った。これを適正な上限35g程度の96とかに変えた場合70mを超える可能性が有る。
36mmのワイドスプールなのでちょっと心配していたが予想以上に扱いやすくかなり飛距離が出るリールに仕上がった。ノーマルスプールもHLCのバネを入れることでかなり近い味付けになるのでこちらも期待が出来る。ノーマルとHLCでは4gほどスプール重量に差があるが気になるほどではないかな。むしろノーマルの方が初速がマイルドで無理やり振り回してもバックラッシュしない。非常に扱いやすい。7年前のモデルではあるが現行機種に負けない性能があることが分かった。ちなみに私がナイトゲームで良く多用しているビッグベイトモードの2だけどさらに安定して着水まで制御してくれるんだよなぁ・・・飛距離は同等。さらに飛距離が伸ばせるPEロングキャストモードがあるので絶対的な性能はIMZにはなるんだけどね。こちらはギア比が高すぎてナイトでは使いずらい。そのうち7.3にギア比ダウンさせる予定。
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