ビッグベイトで遊ぼうと思っていたけどIMZが故障してしまったため通常サイズを投げてきた。前々から感じていたんだけど一部の重心移動タイプのルアーが自分の使うタックルだと非常に扱いにくい。せっかく重心移動が入っていて飛行姿勢が安定するようになっているんだが全然うまく使えない。クルクル回ってしまい思ったほどの飛距離が出せないのだ。ただ固定重心の物に比べ扱いにくい重心移動でも飛距離が稼ぎやすいのも事実。多少なりとも恩恵はあるが気持ちよくないんですよね。現在ルアーに搭載されている重心移動は大きく分けて3種類
まずはコスケに搭載されているタングステンボールが内部で転がるだけの簡易的な構造の物。昔から多くのルアーに使われてきた経緯がある。こちらはバックスイングの段階でテール側に重心が移動していてキャスト時は後方固定重心と変わらない感覚で投げれる。個人的には一番扱いやすい。構えれば自然と後方重心になるので特に力も必要なくスムーズに扱える。デメリットスイム中に激しいアクションを行うと予期せぬ動きになり遠投先でのルアーの状態が分からない。
次にシマノのジェットブースト。こちらは円筒の錘が移動するもので通常時はばねの力で固定されている。バックスイングをするとバネを押しつぶし重心が後方に移動し着水時にバネの力で錘を押し戻すといった感じです。多少違いはあるがダイワの重心移動も近い構造を持っていてこちらはマグネットで固定してバックスイングでテール側に移動、着水時にバネの力で錘を押し戻すという感じ。どちらの構造も樽型の錘を使ってシャフトをガイドに移動させている。固定方法にバネで固定するかマグネットを使うかの違いはあるが固定力が弱く重心移動がスムーズで扱いやすい。アクションをガンガン入れても錘が動くことはなくルアーの状態も分かりやすい。こちらも扱いやすく飛距離も出しやすいのでよく持ち出します。問題はこいつ
マグネット固定式の重心移動。これがものによって固定力がまちまち。タングステンボールを錘に使う物やメガバスの樽型のベアリングを使うもの、今はあまり見かけないが円筒型錘の物も昔は有りましたね。円筒の錘は引っかかりがありかなり強めにアクションを入れて戻してあげる必要がありました。それを改良したのがメガバスの方式かなと思いますがあちらも使っていくうちに動きが渋くなり簡単には戻らなくなりますね。さて、これらはだいたい共通してマグネットを使ってスイム位置で錘を固定しています。写真のウィリップ87のように簡単に外れるものもあればカゲロウのようにかなり強固に固定されているものも有ります。直ぐ外れる物は問題ないのですが磁力の強いものカゲロウなんかの場合バックスイング時には戻らない。バックスイングからスイングに移行する切り替え時に戻るため個人的にかなり投げにくいです。タックルにもよりますが基本的に良く曲がるものを使用する場合に多く見受けられます。固めのタックルだとバックスイングの衝撃で戻せるんですが柔らかいものだと衝撃が足らずスイングに切り替わった反力が必要です。このタイミングで重心が移動すると想定していたロッドの曲がり以上に曲がってしまいうまく力が利用できないと感じます。そういったルアーの場合あらかじめ重心を移動させておいてからキャストモーションに入るようにしているんです。人と釣行に行かないので他人がどういう風に対策している非常に興味がありますね。そもそも柔らかいロッドを使っていないからそんな不都合はないのかもしれませんが質問できる機会があれば聞いてみたいです。

0 件のコメント :
コメントを投稿