ベアリングの寿命


ちょっと調子が悪いと"そろそろベアリング交換かな?"って思いませんか?私も良く調べずにベアリングを交換してきましたが、どうやらギアが磨耗するまで交換する必要はないみたい。日本にはミネベア、NTN、日本精工と世界に誇るベアリングメーカーがあります。そのメーカーが出している資料を読み漁ると色々書いてありますね。まずは寿命について


この資料は機械に対しての寿命なのでリールよりもより過酷な状態です。この表で当てはめると『短時間又はどきどき使用される機械』が当てはまります。この中でリールのベアリングに近いものを使っているのが家電や電動工具ですね。これらのベアリングがどのくらいの持つかと言うと4000時間程・・・使用時間ベースです。


これをリールに当てはめると
1回3時間釣りをした場合、ざっくり1300日です。毎日欠かさず釣りをして約3年半。週末1日アングラなら25年。ベアリングを交換する必要が無いですねぇ。そんな丈夫なベアリングですがゴリゴリ言う。これは大概ごみかみですね。ごり巻きファイトでとかフッキングで壊れるとか聞きますが、基本的にまずは壊れませんよ。



この表によると良く使うスプールのベアリング1030や1150で50kg以上・・・瞬間的に負荷をかけたとして100lb以上のラインでロッドを介さず、ドラグも滑らずにフッキングするしかないですね(;´д`) そしてこの数値、限界値ではないです。安全率ってのがありまして多分限界値は2~3倍じゃないでしょうか。そう考えるとベアリングはまずは磨耗や変形は起きないとみて良いですね。


ここのベアリングなんて一生変えなくても良さそうですね。ただし、グリスは酸化して劣化するので打ち変える必要がありますが。年1でメーカーメンテに出すと大概ベアリングが磨耗している、変形しているので交換・・・不思議ですね~


2 件のコメント :

  1. ギアの根本のベアリングは腐食が原因ですね。
    錆びた部分が削れ落ちて磨耗するという流れなので通常の磨耗よりかなり早いです。

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  2. コメントありがとうございます。腐食は確かに考えられますね。海水での使用なので腐食は速そうです。

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