タトゥーラ、SLX、ロキサーニと1万円台のリールが揃った。この価格帯になると各社ブレーキに特色が出てきますね。ハイエンド機と変わらないブレーキなので好みを知るためには最適です。この3台で比較した感じ、飛距離に大きな違いはないです。スプールサイズや重量による投げやすさの違いは有りますがシーバスルアーならどれも問題無しです。この中でもタトゥーラが34mmスプールを搭載しているので標準的なリールになるのかな。
重量も重くも軽くも無い。投げた感じだと初速をしっかり押さえてくれて初期バックラッシュの心配がない。 ただ落差が大きいためダイヤル10以下は中盤でサミングが必要になる。サミングができればダイヤル4位までは落とせる感じです。ダイヤル4でフルキャストしてもだいたいのルアーなら初期バックラはしないです。ナイトゲームで私が使うのは10~12ですね。だいぶ強めにセッティングしてます。
次はシマノのSLX、32mmと小さめのスプールを搭載しています。通常のベイトリールと考えると軽量なスプールです。また最新のSVS∞がついており外部調整ができる。特に優秀なのが無段階調整が出来ること。ダイワやアブようなクリック式では微妙なセッティングが出来ませんが無段階ならあと本の少しが出来てしまう。ブレーキブロックの数とダイヤル調整が非常に使いやすいためベストなセッティングが簡単にできます。小径故に回転数は高めなためだいたいブロック2個ONしとけば何でも投げれます。20g以上のバイブとなると最弱にしても効きが強くなるため内部のブロックをいじる必要が有ります。またベイトフィネスとしても利用可能です。
普通に総重量2gが投げれるます。これもブレーキブロックは2個。なのでかなり幅広いルアーが扱えます。専用機には負けますが超軽量から30g前後まで1台でこなせるのが最大のメリットではないかな。何よりブロックの効き方が気持ちいいですね。
最後はロキサーニ パワーシューター。3台の中で最大のスプール径、35mmです。スプール重量がビックリするほど重いです。SLXの倍ですからね。こちらはIBと言う遠心+マグネットブレーキを搭載しています。遠心はON、OFF式で弱2つ、強2つの計4個。マグネットは3mm厚10発とかなり強力な物を装備しています。数値的には強力なブレーキ力ですが、スプール重量が有るためそれほど効きません。基本的に遠心とマグネットを併用。マグネットだけでも投げれますが余りメリットは無いです。と言うのも初速に合わせると後半の延びがないからです。なので遠心でしっかり初速を制御してマグネットで風や後半の不足を補う感じです。ブレーキセッティングは弱1でだいたい何でも投げれますが7gなど軽量になるとやはり投げにくさは感じます。投げれなくはないです。
スプールやブレーキだけで判断するのは難しいですが仮に、ベイトを使ってみたいけどどれが良いの?って聞かれたらSLXをおすすめします。スプールの軽さ、ブレーキの調整幅が広さ、この2点で他の2台よりも扱いやすいです。じゃSLXを買います!って言うのはちょっと待って(笑) 次回は構造編!
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