ブレーキやスプールではSLXが手軽で扱いやすかった。しかし、ベイトリールは使ったら水洗い、こまめに注油が欠かせない。と言う訳で今度は構造から比較していきます。比較といってもほぼデメリットの羅列になりますが・・・まずはタトゥーラ、TWSが付いています。ライン放出は他の2機種に比べ優位になります。しかし
水に対しては余り強くないです。似た構造のジリオンSVには大きな出っ張りが有り水が入りにくい様になっています。タトゥーラは土手が一切無いですね。なので簡単に水が入ってしまいます。水はスプール軸を伝ってメカニカル側にまで入り込みます。タトゥーラはメカニカル側のベアリングとパーミング側のベアリングでスプール軸を支えているます。パーミング側は簡単に注油、交換可能ですが
メカニカル側は内側から嵌め込まれており交換できない。注油もしにくいですね。スプールの回転に関わるベアリングがメンテナンス出来ないのは非常にデメリットです。淡水ならある程度持ちますが海水には向かないです。
お次はSLXです。こちらもタトゥーラ同様スプール軸はメカニカル部分とパーミング側で支持しています。SLXはメカニカル側も取り外しができるので注油、交換が可能。また土手もついているので水の侵入には比較的強いです。しかしパーミングのパーツが外せないため遠心への注油、ベアリングのメンテナンスは非常に悪い。スプールも取り出しにくいです。特にSVS∞ブロックが当たる部分のメンテナンス性はリール本体が邪魔をして掃除がしにくい。現地でブロックをON、OFFしたさいにパーミングを紛失する可能性は皆無ですがブロックをいじるのなんて最初だけ・・・出来ればはずせた方が良かったです。
最後はロキサーニ パワーシューター。土手も有り、スプールベアリングのメンテナンスも出来る。そしてパーミングが外せる。ここまではタトゥーラ、SLXのネガティブを解消しています。が、このパーミング、固定が緩い。ワンタッチで開閉出切るようにしてあるせいでキャスト時にねじれます。捻れても外れはしませんが余り気持ちの良いものではないですね。また、タトゥーラ、SLXはピニオンをベアリングで支持していますがロキサーニと言うよりアブのリールは多分現行全部、ピニオンをベアリングで支持してないです。なので巻き心地は2台のに比べ劣ります。しかし、水の影響を受けやすい部分なのでベアリングが無い分、トラブルも少ないかも?特に海水ではね。また、密閉性は正直皆無です。ルアーキーパーが付いていますがこのせいで正面からの水しぶきにも弱くなってます。ボートで移動中、ロッドは立ててますので水しぶきがかかるとそのまま内部に流れ込みます。ただ、密閉が皆無故に抜けも早いです。入りやすと言うデメリット、逆に考えれば水切れが良く乾きやすいと言うメリット( ̄▽ ̄;)
と言う訳で各リール共にデメリットが有ります。用途によりますが、淡水ならタトゥーラでもいいです。しかし海等、塩分を含む場合SLXかロキサーニです。スプールでの評価をプラスすると
SLXが万能となります。時点でロキサーニパワーシューター。ちなみに通常のロキサーニは遠心が強すぎる為、併用では飛距離が伸びません。所持はしていませんが、同様のブレーキを積んだブラック9で散々トライしています。ロキサーニシリーズはブラック9と同じブロックを弱として使っています。よってブラック9同様、併用で中近距離特化です。遠心切ればメタルジグで100m飛ばせます。パワーシューターの場合、重量とスプール径の関係で偶然にもその点が解消されています(多分、偶然の産物だと思われますが)。
良く言えばどんな状況でも対応出来る万能性、悪く言えば器用貧乏です。この特性は私には便利ですが全ての人に向くかと言うと多分向かないです。ボートでランガンしながら穴打ち、ジギング、ナブラ撃ちと通常なら複数使い分けるプランのとこを1タックルで全てこなします。メバルプラッキングからのビッグベイトまでリーダーだけを変えて投げます。その為に遠心の入切り、適切なマグネットの調整を常に頭に入れています。1ポイント1キャストになることも多いのでミスはできません。バックラッシュさせて移動に支障をきたすわけにも行かないのでブレーキは強めだがポイントには確実に届く、もしくは壁際に落とす能力が無いので壁にぶつけて落とす、がバックラッシュさせないブレーキセッティング等可能ですが・・・そこまでやらないですよね(;´д`) ってもうちょっとしたら新製品が発表されますね~。今頃比較レビューかよ!?感有りますがまぁ参考になれば幸いです。
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