ホームセンターでちょっと面白いグリスを見つけた。クリンビューのグリーススプレー。クリンビューって言うカー用品にあるとガラスクリーナーのイメージが強いですがこんな物も出しているんですねぇ。よくよく調べるとタイホーコーザイだったんですね。現在はイチネンケミカルズって社名になっていますがタイホーコーザイって結構工場では良く使っているペネトンとかの潤滑剤なんかを販売していた会社です。ってことはちゃんとしたグリスでは?と思い購入。これのすごいところはまず価格が300円しなかったって事とグリスの種類が
アルミニウムコンプレックスって事。ちょっと手に取ったときに目を疑いましたよ。通常格安グリススプレーって成分が書いてなかったり書いてあってもリチウムかウレアが大多数だと思われます。そんな中このスプレーはアルミニウムコンプレックスグレースとちゃんと明記してあります。このアルミニウムコンプレックスグリースというのは一般的に付着性が良く飛び散りにくい。また耐熱であり耐水性も高いです。耐水性は撥水型という事なので、混ざって乳化現象が起こらないとおもいます。手持ちのアルミニウムコンプレックスグリスっていうと
これですね。オメガ57。非常に強力な耐水性を持つグリスです。ほぼ完全防水って言っていいくらい水に対して非常に強いです。ただメチャメチャ糸を引くくらいねばねばしているので塗りにくいし塗る量を間違えると激しく巻きおもりするので結構扱いがむつかしい。物は良いんですよ。今回購入してグリススプレーはそんな扱いにくさを解消できるのでは?もちろんグレードが全然違うので限界値の比較なんて比べ物になりませんよ。でもリールの負荷なんて微々たるもの。グリスの限界値を超えるようなことは考えられません。安い蛇腹グリスですらオーバースペックですからね。私がリール用グリスに求める性能は耐水性、防水性ですよ。なのでアルミニウムコンプレックスのスプレーグリスは非常に期待しているわけです。
とりあえずどんな感じなのか小型容器に吹いて揮発成分を全部抜いてみた。触った感じ、滑らかではあるがかなりべた付く感じです。結構固めな気がする。ただ糸を引くような感じはないのでギアに塗ってもそんなに重くならないと思う。アルミニウムコンプレックスの増ちょう剤の特徴は極めて細かい繊維構造といわれているので滑らかに感じるのはそのせいかな?手触りがかなり良いのでベアリングに入れても良いかもしれない。もちろん量を管理しないとダメですが、撥水と付着性を考えると水が掛かるレベルワインダー周りやハンドル根元のベアリング、ワンウェイにも良いと思う。いつもどうり
近くにあったブラック9をばらして塗ってみる。とりあえずギアとワンウェイとレベルワインダー周りに。組み上げて巻てみるとかなり良い。しっとりとした感じで巻きも重くない。ワンウェイも逆転しないしレベルワインダーも静かでい感じだ。欲を言えばもうちょっと柔らかい方がいいけど300円以下のグリスなので贅沢は言えない。ただ感じとしてはちょう度2~3くらいの固さがある。ベイトには良いけどスピニングにはちょっと固いかな・・・実際にスピニングに塗ってみないと分からないけど経験的にシャフト関係に塗るには固い気がするちょう度1があればいいのに・・・・ありました。NX20ハイグリースという商品が同じメーカーから出てました。こちらは工場整備とか向けで一般的なものよりも高価ですがアルミニウムコンプレックスでちょう度1というスペック。これは試してみる価値がありそうですね。一般用にグリーススプレーEXという物も出しているみたいですがこちらはちょう度までは記載ないですね。成分は同じっぽいけどどうかなぁ?いずれどちらか手に入れて試してみたい(笑)
これ安くていいですよね。クロスバイクのチェーンに使っています。
返信削除かなりべた付きが強いので長期潤滑、梅雨時期には良さそうですね。私もチェーンに使ってみます。
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