ワンウェイベアリンググリス



ワンウェイベアリングは基本的にグリスが塗られている。だが、何のグリスか情報がほぼ出てない。実際何が一番いいのか分からない。一応NSKやNTNを調べてみたが何を詰めてるかまでは見つけることはできなかった。そんな中、ラジコン用に専用グリスがあるというのを発見して早速購入してみました。外から見た感じ・・・めっちゃ少量しか入っていないんじゃないか?早速開けて中身を確かめる。


うん。スッカスカ(;´・ω・) いや、15gなんでこんなもんでしょうけどこれで880円は高いよ。とはいってもほかに専用グリスって見つからないし今後の為にどんなもんか確かめてみようという興味から買ってみました。


触った感じ非常にべたべたしているが糸を引くような粘りはない。どこかで触ったことのあるべたつきだなと考えていたら思い出しました。ステロイドの軟膏がまさにこんな感じのべたつき。非常に付着性が良く水で洗い流すのが結構大変だった気がします。さて、グリスの話に戻りますがこのグリス、非常に手触りが良くない。滑らかとは程遠い感じでざらつきがある。低温特性のグリスとかのざらつきとは違い、明らかに異物感。多分固形潤滑剤であろうと思う。白系の固形潤滑剤だと使われているのはセラミックとか亜鉛華ですねぇ。どちらも極圧剤だったり焼き付き防止用途に使われます。食品用グリスなんかに入っていることもありますね。極圧剤が入っているとワンウェイは逆転してしまうという話を良く聞きます。個人的には極圧剤が入っていようが関係ないと思ってる。とりあえず塗ってみます。


中のプラパーツを外して完全脱脂したのちに塗布塗。色が白いので塗れたすぐわかりますね。同じようにプラパーツとニードルにも塗り組み付け。組み立てて回してみたところ逆転はしない。今まで使っていたグリスと比べて巻き心地が変わるかっていう感じはないです。あとは実際に使ってみないと耐久性とかはわかりませんね。なので2時間ひたすら30gのバイブを投げてきました。その結果


ニードルと接触している部分はあまり潤滑されていないという事が分かった。水の混入も見られるが乳化はしていない。水の付き方を見る感じ、油膜はほぼない感じですね。うーん、これではすぐに錆びますね。もともとワンウェイに純正で塗布されていたグリスは油膜がしっかりしてて油切れする感じはなかった。今回購入したワンウェイ専用グリスはちょっと使用環境的に厳しい感じがする。純正で使っているものとは程遠い別物だと思う。正直、普通のグリスの方が遥かに錆びを防いでくれるように感じます。それともグリスが少なすぎたか?イマイチしっくりこない結果になりましたがもうしばらく使ってみようと思います。

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