廃盤?モンスターヒッター156F


もしかしたらだけど・・・重心戻り悪くて廃盤したんじゃないかなぁってちょっと疑っているルアーです。元々このフローティングペンシル、スイミングペンシルみたいな形状のルアーは重心が戻りにくいという共通した難点がある感じがします。ミノーのようなリップがないので頭が下がりにくいです。それをうまく解決しているのがシマノのCooシリーズで着水からノーアクションでスイミングポジションに戻ってくれます。多分このルアーもシマノの重心移動を模してキックバックを搭載しているのですが・・・ルアー形状のせいもあるけど戻りは悪い。飛距離は欲しいが元々39gというかなりの重量がある。これだけの重量があれば重心移動が無くてもかなり重量で無理やり飛ばすことができると思う。結構固定用のマグネットが強いのでショートキャストだと重心移動を使わずに投げることができるのでその場合は非常に使い勝手が良いです。さて、どのくらいで重心が戻るか見てみましょう。


卓上で確認してみたけどこの角度でようやく重心が戻る。でもまだ完全に戻っていなくてさらに角度を上げると


ロック用のプレート?ウェイトが戻る。えーっと、通常の巻き方ではこの角度に到達する事ってないですね。一応、ルアーの形状的にヘッド上部で水を受けるようになってはいます。ですが、この浅い傾斜では良いところ10㎝くらいしか潜らんと思う。実際に巻いてみたけどやはり水面直下でした。戻りが悪い時は軽く煽ってくれと書いてあったが簡単に戻るような感じではなく結構ガンガン煽りまくって戻しています。リップがあるわけじゃないので水噛みが悪いのは理解できますが結構厳しい。元々の浮き姿勢が



上が重心が後方に移動してる状態。2枚目が重心が戻ってる状態。フロントの浮力が強すぎて浮き姿勢に差がほとんどない。重心が後方にある場合、ラインアイが水面から出ている。なのでいくら巻いてもルアーが前傾姿勢にならず重心が戻らない。強制的に戻す為ジャークするしかないのだが、水をかまないのでいくら煽っても水面を滑ってしまってなかなか戻らないですね。煽らなくても戻せる方法もありますがこちらは結構難易度が高い。ノーアクションで戻す方法は着水時にラインスラッグがない状態で、かつルアー全体が着水の勢いで水中にある状態でグリグリっと巻き始める。私の技術不足なのはもちろんなんですがスピニングだと結構厳しい。ベイトだと結構な確率で戻っていたので着水から巻き出しまでの時間が関係していると思う。また、重量がかなりあるため抜群に飛んでいくんです。なので風があるといくらベイトとはいえラインがはらむ。そうなるとベイトでも戻せないことが結構多く形状的なものもあって巻き抵抗では戻っている水面を滑ってきているのか判断付かない場合も多いです。対策として


ウェイトを貼って少しでも頭を下げています。とりあえず1.6gほど貼ってみたが・・・解決せず。たった1.6gじゃ全然姿勢が変わらなかったよ。Fは39g、Sは46g、同じ型を使っていると考えるとシンキングに変えるには5g程度追加しないとだめっぽい。シンキングを浮かべて比べた感じだと多分重心移動ユニットを重くしてるんだと思うのだがそこはいじれないのでフックを#3から#2に変更して全体的にさらに1.5gちょっと、トータル3g近く追加したおかげで多少全体的に水に浸かり戻しやすくなった。ちなみにフローティングはまだ維持できている。新しものはモンスターヒッター156Fのシンキングチューンモデルとか言ってるけど・・・簡単に重心が戻せるようにおもりを追加したって事でいいのかな?確かにシンキングはほぼ戻ってくれているのでその点は改善はされている。再調整したらシンキングになっちゃったよ~だからこれからはシンキングとして売るね!って事かなぁ?個人的には重心移動をやめて固定重心にしてほしいと思ったりします。やはり戻りの不安を考えると集中できないですよね。ちゃんと重心が戻って泳いでいれば結構当たりがもらえるルアーなんです。ただ乗らないんだなぁ(;´д`) 出るのは結構激しく出るんですが飛ばされる、弾く、などルアー直近に出る事も多いです。トッププラグみたいな感じですね。泳げば非常に良いルアーですが重心が戻らないとただの棒・・・何とかうまく使いたいですね。


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