IBは使いにくい



遠心をかなり理解した。マグネットブレーキについても知識を深めた。その結果、純遠心機SLXや純マグネットのビッグシューターコンパクトは非常に使いやすく飛距離も出るセッティングに仕上がった。その知識と経験をもとにパワーシューターを最適化しようと作業を進める。しかし行き詰まった。というのも遠心はON、OFFの調整のみで弱1つでも相当なブレーキ力。構造的にブロックの軽量化は難しい。弱1つONでほぼほぼ通常のシーバスルアーなら何でも投げれる。マグネットなんって全部取ってしまっても問題ない。もっと飛距離を伸ばしたい・・・遠心を使っていてはどんなに力を込めてもブレーキで抑えられてします。なら遠心を使わないでマグだけにする。パワーシューターはマグネットが3mm10個とかなり強力なものが配備されている。その為遠心を使わなくても問題なく何でも投げれるのだが、マグネットブレーキの特性上常にブレーキが掛かるという問題がある。弱いマグネットブレーキならば気にならないがさすがに10個もついていると空巻きで巻き重りがする。バイブレーションなんかを早引きすると非常に疲れる。これを改善するにはマグネットを減らすしかないのだが


何でも投げれるように調整幅を残すと8個必要だった。8個でもかなり巻き重りがする。そうなるとオイルの番手を変えて回転を抑制するしかない。ビッグシューターコンパクトでノーブレーキキャストを可能にする超高粘度オイルをいれてみた。その結果5個まではらすことができた。巻き重りはかなり改善されたが思ったような気持ちよさがない。なんというか・・・回転足りない( ノД`)シクシク… うなるような回転が徐々に収まっていくような感じが好きなんですがその感じが全然感じられない。この状態で試しに遠心をONにしてマグネットをminにセットして投げてみる。うん、ダメだ・・・気持ちよくない。そこそこ飛んではいるけどSLXやビッグシューターほどではなかった。マグネットオンリーでも同じでやはりその2機種にはかなわない。いいとこどりと思って使っていたけど遠心やマグネットを突き詰められるようになるとIBは非常に使いにくいことが分かった。特にパワーシューターのようにスプールが半端なく重たい機種だとどうしようもない。まじで重いよ(;´д`) 2号200m巻いたビッグシューターコンパクトが26g、なにも巻いてないパワーシューターが26g・・・同じラインを巻くと36g。35mmスプールと考えたら半端ない。これだけ重いと相当マグネットを強化しないと扱いにくいし強化した分だけ巻き重りするってことを考えると、アブ式のマグネットブレーキでは限界のように感じる。実際ブラック9だと遠心切ってマグだけで使うとビッグシューターコンパクトと何ら変わらない使用感になる。スプールも軽量な為ビッグシューターコンパクトよりも快適かもしれない。ちょっとIBのメリットを考え直そうかと思います。

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