カリウム系液肥のコスト計算

さて、トロピカがちょっと使えないことが分かったので代わりのカリウム系液肥を用意しようかと思う。出来ればコストが安いものが良い。現在調査してスペックの分かってる製品は３つ。一つはテトラのフローラプライド、セラのフロレナ、そしてapt-zeroだ。色々調べて分かった事だけけど5ppm程度の濃度にできればいいという事。私の水槽は10リットル程度しか入らないのでどんなに高い液肥を買っても正直なところ使い切るのにかなりの時間がかかるのは目に見えている。だいたい液肥の希釈基準が100リットルに対してとか50リットルだとか結構な量でどのくらいといった表記が多い。1本5000円で500ｍｌ入っていたとして100リットルに5ｍｌであれば私の水槽だと0.5ＭＬしか使用しない。そう考えると1000回の仕様ができるという事になる。単純に1回5円という事になりますね。なのでそこまでコスパがどうこうという事ではないのだけど今後、もしかしたら、まずありえないけどせっかくの機会だから100リットルの水槽を飾るかもしれない！？というところまで想定して計算していく。

まずはテトラのフローラプライド。この製品は結構ホームセンターなんかでも置いてある。まさにペットコーナーの定番商品ですね。我が家の近所でも置いてあるので非常に入手しやすい。初期、水替えで10Lに5ml、４～6週に2.5mlです。価格は100mlで1000円程度、毎週水替えした場合で考えると20回分。1回50円ですね。水替えしないで追肥だけだと40回で25円になり、消費に3年以上かかるという事になります。0-0-3という配合なので1mlに30mg、150mg添加という事で15ppmの水槽が完成する。ちょっと要求量が多いので手軽にプッシュボトルに入れ替えてというのはやりにくいですねぇ。

続いてセラ、フロレナ。スペックは記載されていないが1mlに24mg入っている。20リットルに対して5ml、10Lだと2.5mlとなる。添加間隔は週1回。メーカサイトで100mlで1320円です。1回の2.5mlなので40回となり33円ですね。規定量での完成飼育水濃度は7.2ppmとちょっと低め。だいたい消費に掛かる期間は８～９か月と言ったところですね。

さて、次はちょっと難しいapt-zero　100リットルに５ｍｌ添加すると3.8ppmになる様です。ここから換算して1mlに入っているカリウム量を算出。1ppm=1mg・Lとなり何mg入っているかが計算できる。なので380mg入っていることになる。よって1ml当たり76mg入っていることになる。要求量60Lに対して2mlとなり152mg添加していることになる。10リトルの場合、25mgです。これを毎日添加するという事で1週間のトータルが175mgとなりトータル添加濃度が(消費されない場合)17ppmとなります。先ほどまでの二つは1発ドカンと添加して消費したであろう頃に追加するタイプ。こちらは毎日添加することで水の濃度を保つ感じですね。なので非常に比較するのが難しいですが、算出すると1週間の消費は2.33mlとなります。計算が細かくなってしまうので2.5ml週1回として計算します。最小容量が300mlなので120回です。価格は3480円で1回当たり29円。完成飼育水の濃度は19ppmなります。使用期間はざっと2年ほど持ちますね。この数値だけ見ると一番コスパたかいですね。実際はテトラやセラの場合250ml～１Lまでラインナップがあり容量が増えるほどコストパフォーマンスが良くなってきます。また、割引なんかもあるのでセールで買いだめるとかした場合aptよりも圧倒的に安くなりますね。この記事を書いている現在

半額に近い値引きがされてたりします。また500ｍｌを見てみると2121円でさらに単価が下がります。というわけでここまで計算してきましたがコスパが良いのはテトラですね。研究に基づいたデータから作られたapt-zeroも使っては見たいのですが、入手経路がメーカーサイト定価販売かアマゾンなどのぼったくり価格の2パターンしかないというところがちょっとね。年間で考えたら1700円程度なので正直負担になる様な金額ではないし高いとも感じませんね。というわけで我が家のカリウム主体の標準液肥はテトラのフローラプライドにしようかと思います。ただし添加方法はAPT方式で添加していく感じです。多分ですが、高濃度を一気に添加するよりも毎日添加することで水槽内の濃度、変化を押さえたほうが生体に負担が無いだろうという考えです。また、手間だけど毎日添加することで何かしら変化が出たときに一時的に止めることが出来る。これはリカバリーがしやすいですね。ただ、メーカーの添加期間を考えると濃度だけで添加していくのはどうなのか？という点も勿論あります。そういった事も考え、毎日添加して様子を見ていくことは非常に有効なんじゃないかなぁ～