H2N-77RとVKC-78H-4の違い

たかってみて何となく違いが判ってきた。多分だけどブランクスの強さは同じくらいじゃないかな？詳しいことまでは分からないけど投げてみたり負荷を掛けたりした感じ”強さ”に関しては同等だと思われる。キャストウェイトの表記はあくまでもメーカー側の設定なので何とも言えないけど表記=強さではないと思っていい。なので個人的には同じキャストウェイト帯の味付けの違うロッドという感じかな。

まずはグリップ長さ。78Hの方がちょっと長い。写真からも分かるようにほんのちょっと、1インチくらいの差ですね。なので77Rと78Hはほぼ同じ長さです。ただ77Rの場合ウェイトの取り外しができる為14mm程度さらに短くすることが出来ます。取り回しは短い分77Rの方が快適です。

リールマウントは富士の同じものが採用されています。そのせいか握り心地に違いはありません。どちらもカルコン300を乗せるとかなり握りにくいですね。200ならそんなに握りにくいとは感じません。200と300の高さの差はそんなに違わないのですが僅か2，3mmという違いがここまで握り心地に差があるとは思わなかったですね。多分ロープロタイプのタトゥーラ300だとカルコン300よりもフィットすると思われます。ただし・・・ヴァルキリーとタトゥーラの相性はよろしくない様です。という事は同じ型式のグリップの77Rもその可能性が有りますね。でも77Rの動画ではタトゥーラ300を普通に使っているようだったのでこの辺は不明

＃３のバット部分はバルキリーの方が太いですね。ブランクスの肉厚までは不明ですが一般的に太ければ太いほど強いという傾向にあります。78Hはガイドが１つにたいして77Rは2つガイドがついております。78Hはダブルフットのシングルラッピングに対して77Rはダブルフットのダブルラッピングです。太さの違いはありますが曲がり難さは同じくらいではないでしょうか。

続いてティップセクション。こちらは根元付近です。こちらは78Hも77Rも同じ太さです。ガイド径は77Rの方が大きいので太糸に対して扱いやすそうな感じがしますが１つガイドが多いです。78Hは一回り小さなガイドがつけられており77Rよりも抵抗になりそうな気がしますがガイド数が少ない分糸抜けの抵抗は同じくらいかと思われます。

ティップ部分。こちらは77Rの方が細くなっています。このことから77Rは78Hに比べテーパーがきついという事になりますね。感覚的に先端が細い方がファーストテーパーになりやすい感じがしますがレギュラーアクション。多分ダブルラッピングとガイド数で曲がりにくくしているんだと思われます。78Hはミディアムファーストとなっています。メーカーの説明文に78Hはガイドを小さくしたといった感じの内容が書かれています。パワー的にはF7相当かな？ちょっと詳細までは分かりませんがF7-76RDtiをモデルに開発したようです。別の紹介文では”もちろん4ozclassのビッグベイトも投げられます”とのことです。なのでロッド表記は120gになっているけど4ozクラスまで投げられるとメーカーが書いているので一応メガドッグ対応ととらえて良いかもしれませんね。

キャストの感じ

キャスト感は77Rの方が私は投げやすいかな。ただ220を吊った感じだと77Rの方が垂れ下がります。振るとレギュラーらしい曲がりになるので軽めの物は投げやすいですね。78Hはバットが強いのか軽めの物は投げにくいです。何ていうかティップではじく感じというかタイミングがつかみにくいです。特に通常使うサイレントアサシン99とか129なんかだとちょっと曲げられない感じがします。それ以上になるとバットも曲がるので77Rとの差はないですね。

アクションについて

アクションはどっちもどっちかな。メガドッグ180の場合、78Hはティップが入りやすい為メガドックの180度ターンはやり難いけどロングスライドはやりやすい。ロングスライド中心に動かすならゆったりとしたロッドワークで動かせるのでティップが入ったほうがミスアクションになりにくい感じがします。一方77Rの場合ティップが入らないのでロングスライドはやり難いです。慣れれば良いだけかもしれませんが丁寧にロッドワークを入れないとラインをはじいてしまいミスアクションになりやすい感じです。その代わり180度ターンはやりやすいですね。この辺はもう好みの問題でロングスライドが好きか180度ターンが好きかで選んでいいんじゃないかと。明らかに軽いアマペンクラスになるとどちらも弾きやすくはなりますね。その為スライド幅は小さくかなり回る感じです。220クラスになるとどちらのロッドもスライドは問題なく出せますがルアー自体の抵抗がかなりあるため180度ターンはかなり力と練習が必要ですね。なのでメガドッグやめてヒュージペンシルのWalkerとSliderを使い分けたほうが楽かもしれないです。個人的には最初にデカトップの市場を切り開いたメガドッグを使いこなしたいところです。通常ルアーとデカトップに関してはこんな感じですね。ジョイント系はまだ試してないので分かりませんが近いうちに試してみます。一応ジョイクロマグナム、シフト、178、148にヒュージペンシル2種類、ビッグバンディットなんかも調達してあるのでそちらも投げたり動かしたりしてみます。