遠心ブレーキにマグネット、DCやIMなんかも試した。私に感覚では一番マグネットが気持ちよかった。遠心も確かに後半の伸びが素晴らしい。しかしそれはナイロンやフロロの場合であってPEの場合はそうでなことが多い。その点マグネットはPEに非常に向いている。使った中で特に気に入ったのがダイワのSVかな。基本動作はほぼ固定マグネットと同じ感じです。でも巻きの時にはフリーに近い感じでマグネットの影響を受けないという物でした。現在はさらに進化したSVブーストという物ある様でこちらは不足がちな初期ブレーキに効果を発揮するようです。機会があれば使ってみたいとは思います。その次に来るのがアブのマグネットブレーキです。これは非常に単純でマグネットをホルダーに張り付けただけの物。最大ブレーキ力はマグネットの数を変えることで変更できる。機種にもよるが3mm厚賀10個配置できるものもありMAXブレーキはかなり強力ですね。意外なように感じるかもしれませんが実はDCやIMはあまり好きではない。確かに仕組みは面白い、しかしブラックボックスになっていて細かいことが分からない。それとカスタムが出来ないという事もある。DCはまだメカニカルを使って調整が出来たりするのだがIMは何とも言えないとこですね。
さて、今回はSLXをPE対応に改修しようと思う。遠心ブレーキでも投げれますがブレーキ設定を着水サミングだけにするとかなり飛距離が落ちてします。かといって初速に合わせたセッティングにした場合かなりサミングを酷使しないとバックラッシュしてしまいます。これは単純にPEが軽いからというわけではないですね。ナイロンが1.14、PEが0.97なんて言われています。2割程度違いがありますがこの程度の重量でここまで扱いにくくなることはありません。実際に高比重と言われるPEを巻いて使ってみた事も有ります。だいたい比重としては1.1~1.2程度とメーカーにより多少幅がありますがほぼほぼナイロンと同じくらいになっています。同じ比重の物を巻けば同じ多さになりますね。じゃナイロンのように扱いやすいかと言うと全然だめです。この扱いにくさの原因というのはPEの軽さというよりもラインの太さが原因です。基本的にリールが対応している基本ラインの太さというのがありますね。だいたい100m巻ける太さが基準になっているように感じます。SLXmglの場合は12ポンドですね。そこから用途に応じて選ぶことになります。私の場合シーバスをメインに使いますのでナイロンなら14ポンド16ポンドを使います。私がナイロンを使う場合、接近戦が多く狙う範囲は30m前後です。なので十分なラインキャパが確保できます。しかし遠投もしたいとなると16ポンドで80m。実際巻くのは70m位となります。そんな巻き量で15gのバイブレーションを本気で投げたらどうでしょう?だいたい60m近辺なのでラインキャパなんてないようなものですね。そうなると巻きスピードにもかなり影響が出えきます。そこで登場するのがPEです。PEなら細いラインでも強度があり滅多に切れません。私の場合だいたいPE2号を愛用しています。銘柄にもよりますがだいたい120m巻くことが出来ます。これで遠投した場合60m残るのでさらに重い20gを遠投したりすることもできるようになりますね。より使えるルアー、狙える範囲が増えるという事になりますね。ところがそう簡単にいかない。それがラインの減り方の違いです。ラインが太い場合、初期ブレーキ力から緩やかにブレーキ力が低下していきます。それはスプールが痩せていく事で常に高回転を維持できているからです。では細いラインだとどうでしょう。同じルアーなら初速はほぼ変わらないです。でもその後のスプールの回転数に大きな違いが出てきます。ラインが細いせいで遠投してもスプールが痩せていきません。そうなるとスプール回転数が低下していきます。回転数が下がることで遠心ブレーキは急激に力を失いますね。もうわかると思いますがキャスト中盤からブレーキが不足するという事態になりバックラッシュ。さらに悪いことにラインが減らないのでスプールが重いままとなります。ブレーキ力不足、スプールが重い、そりゃバックラッシュ起きますよ。なのでその問題を解決するブレーキを搭載します。そのパーツがこれ
T-Designのマグネットブレーキユニットです。このユニットをつけることで分かりやすく言うとアブのマグトラックスになるという物。結構前からあるのは知っていまっしたがビッグシューターコンパクトあるしDCも有るからと見送っていたんですが久しぶりにビッグシューターコンパクトを使った事でマグネットの良さを再確認した感じです。このマグネットの数で制御するタイプは自分で好みの設定が作り出せるのが魅力です。うまく設定すればブレーキ可動範囲全域を使う事が出来ます。SVもいいですがあれは20ポイント設定があるくせに使えるのは4,5,6の3つだけ。それでも問題なく釣りはできますがほんのちょっと調整したいなんて言う芸当が出来ません。その点ユーザーでカンタンにカスタムできるアブは魅力的です。でもなぁ色々安っぽいんだよなぁ・・・所有感、巻きの気持ちよさそんなもんは皆無です。上位モデルですら巻くとカチャカチャカチャカチャうるさいという作りの粗さです。やはりシマノやダイワのリールの方が使っていて気持ちが良いですね。巻きに関して言えばシマノが一番。そんなシマノのリールをアブのブレーキのようにできるという素敵アイテムです。これは私が思う理想に近づけるアイテム。これをSLXmglに取り付けていこうと思います。
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