ベイトリール選び


ベイトシーバスもかなり浸透してきて今では結構釣り場で見かけるようになってきた。長年シーバス以外でベイトを使っていた人もいるだろうし初めてベイトを使う人もいる。最近も釣り場で何度もバックラッシュをさせてほどいてライン組み直してという方を見かけた。懐かしいなぁ自分も最初はあんな感じだったなぁなんて思ってみていましたがやけにラインが細いことに気が付きました。確かに細いラインでも問題なく扱える機種もあるが基本的に細いPEラインはあまり向いていない。何を参考にしてそのラインを選んだかは分かりませんがメーカーやメディアの影響だと思われます。個人的にはそういった繊細なセッティングというのはベテラン向きであり一般的ではないとおもう。なので私が初めてベイトを始めたときからの体験をもとにどういうベイトリールを選べばいいかという話をしていきます。


まずはライン、個人的にはPE一択です。もちろん異論はあると思いますが色々な要素を考えた場合、PEラインを選んだ方が汎用性が高いです。どんな環境で利用するかによってラインの選択が変わってきますがシーバスルアーはかなり飛距離が出るものが多く物によっては80m飛ぶミノーなんかも存在します。メタルジグとかなら100m飛ばすことも難しくはないです。その事念頭ベイトリールのスペックを見ると分かると思いますが、モノフィラ基準で何ポンド100mという表記がされています。使いやすいとされるラインストックはスペックの8割~9割とされています。もう一つ考えないといけないのがどのくらいのライン強度があれば安心してやり取りできるか?人によってまちまちではありますがベイトはドラグがあまり良くないです。なのでドラグに頼らずに綱引き状態で問題ない強度が必要となります。経験上14ポンド前後あれば問題ないです。という事から14ポンド100m以上巻けるリール必要という事が分かります。こうやって見ていくと意外と選択肢がないですね。さらに追い打ちをかける話になりますが、フルキャストした先でエイが掛ったらどうします?ラインはぼぼ出きっているので多分ガンガン引っ張られて切られてしまうでしょう。そうした事態を考えるともう2,30mほど余裕が欲しくなりますね。そうなるとさらに選択肢が狭まって選べるのが20ポンド100m以上の機種という事になります。ではモノフィラの代わりにPEラインを巻いたらどうでしょう?スピニングの感覚で考えるとPE1~1.2号位でエイ相手でも問題ないですね。20ポンド100mのキャパならかなりPEラインを巻くことが出来ます。これでラインキャパに余裕ができるので16ポンド100mの機種からも選択することもできるようになってきます。じゃぁもっと細ければ・・・という考えが浮かぶと思いますがお勧めしません。


ほとんどのベイトリールは細いPEに対応していないです。なのでスピニング感覚で0.8とかを巻いた場合ラインが食い込んでトラブルが起きます。先日、軽量ルアーだけだからダイソーの細いラインでいいやと思い巻いて使いましたがやはり食い込みが発生しました。5g程度のシンカーでも発生するのでお勧めはできないです。なのである程度太いものが必要となってきます。色々試した結果気を遣わずに扱えるのは1.5号以上です。お勧めはPE2号です。以上のことをまとめるとPE1.5号ないし2号が150m巻けるリールが好ましいという事が分かります。因みに12ポンド100mのスプールにPE1.5号なら160m巻けます。16ポンド100mならPE2号が160m。これでだいぶリールサイズが絞られました。次にブレーキを選択します。現在選択できるのはざっくり遠心ブレーキ、マグネットブレーキ、DCなどの自動制御の3種類ですがDCなどの自動制御選んではダメです。誰でもバックラッシュせずに遠投できるなんて言われていますが実は扱いが難しい代物です。なので初心者にはお勧めしないです。そうなると遠心ブレーキかマグネットになります。初心者でバックラッシュを抑えつつ扱いが楽となるとマグネットブレーキの方が良いでしょう。マグネットならばノーサミングでもバックラッシュさせないという芸当が出来るからです。これが出来るかできないかでかなり疲労感が変わってきます。なので最初はマグネットを選んだ方が無難です。ダイワで言うとマグフォースかSV。理想はSVか無印のマグフォースかな


アブならマグトラックスって書いてあるものが扱いやすいです。質感や構造を考えるとまぁダイワの方が無難かな。ということで一番最初におすすめするとしたらダイワのSVの機種ですね。価格面を考えるとタトゥーラSVかな。




0 件のコメント :

コメントを投稿