ベイトリール ベースブレーキセッティング


先日のまとめ。初めて使うならマグネットが良いよ、PE2号がおすすめだよ。ラインキャパは12ポンド100m~16ポンド100m位あれば大丈夫だと紹介した。さて、なぜマグネットがおすすめなのか?それは単純にバックラッシュしにくいから。大雑把にいうとマグネットブレーキの特性上、低速回転時でもブレーキが効いてくれる。そのおかげでキャスト後サミングが不慣れでもバックラッシュせずに投げることが出来る。一方遠心ブレーキの場合、高速回転に対して非常に強力なブレーキが働くが低速域ではブレーキのサポートが感じられない。その為サミングをしっかりしないとバックラッシュしてしまう。なのでマグネットを進めました。それとマグネットブレーキの場合無段階調整ではなくクリック式のダイヤルが採用されています。なのでブレーキの再現性が容易です。そしてPE2号を勧める理由はバックラッシュしても簡単に切れることが無いという事。ほかにも理由がありますがそれは後々書いていきます。とりあえずマグネットブレーキのベイトリールを用意してPE2号を巻いてキャスト準備をします。


ルアーは15g前後のミノーをお勧めします。有名どころだとサイレントアサシン99FやショアラインシャイナーZバーティス98F-SSR当たりが良いですね。小場所でも大場所でも使えるルアーサイズ、重量なのでこの辺で慣れると良いかと思います。もちろんそれに近い重量のミノーなら何でもいいです。それを使ってキャストしてみてください。メカニカルはとりあえずゼロポジションで問題ないでしょう。MAXブレーキに設定してフルキャストからスタートです。ちょっと投げてみてバックラッシュしない様なら1段階、2段階とブレーキを緩めます。そうしていくうちにバックラッシュします。バックラッシュしたら一段ブレーキを戻します。これが適正ブレーキになります。慣れやロッドの調子によって多少前後しますが自分のキャストスタイルにマッチしたセッティングとなります。この時の飛距離がおおよそスピニングの8割程度かと思われます。サイレントアサシン99なら50mいかないくらい98F-SSRなら50mちょっとといった感じかな。大場所だともうちょっと欲しい気もしますが十分釣りができる飛距離だと思います。ここで大事なのはこのブレーキセッティングを覚えておくことです。ダイアルがどのくらいなのかという事が大事になってきます。


遠心の場合、ダイヤルにクリックが無く無段階になっていることが多いです。なのでだいたいこの辺と合わせてもちょっとずれていたりするので再現性が低くなります。マグネットブレーキの場合はクリックがあるので同じ位置に回せば同じブレーキが得られるのです。さて、多くの人がなんでミノーを使うの?と疑問に感じると思います。多くは投げやすいバイブレーションやキャスティングシンカー、メタルジグなんかで練習しろと書かれております。これらのルアーは確かに投げやすく簡単に飛距離を出すことが出来ますが、空気抵抗をあまり受けないので適切なブレーキを設定できるようになりません。正直なところ条件さえ満たせばブレーキなんてなくてもバックラッシュせずに投げれるルアーです。そんなものいくら投げても練習にはならないのです。その点ミノーは空気抵抗、風の影響、飛行姿勢と色々な影響を受けます。ベイトリールのメリットはラインテンションを使って飛行姿勢することにあります。スピニングで向かい風の場合ルアーが回転してしまって全然投げれない状況でもブレーキを駆使することで飛行姿勢を保ちある程度飛ばすことが出来ます。飛行姿勢が安定するという事は狙ったポイントに打ち込みやすいという事になります。そういった事から初めて結ぶルアーをミノーにしたわけです。このベースになるブレーキ位置であれば1クリック前後させることで向かい風、追い風なんかにも対応できますし空気抵抗の影響を受けない鉄板バイブとかも十分な飛距離を出すことが出来ます。腕力にもよりますがこのブレーキで40gのメタルジグをフルキャストした場合、90m位飛ぶはずです。ミノーと同じ15gの鉄板なら60m前後楽に投げれると思いますよ。






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