ベイトリール ベースブレーキでのキャスト


前回の内容でブレーキセッティング方法が分かったと思う。ベースとなるブレーキはミノーで設定する事で汎用的に使えるという事です。実際サイレントアサシンを使ってブレーキをセッティングした。今回使用したのがSLXmglで旧モデル。因みに改造してマグネット化されているので販売されているものとはちょっと挙動が違いますが遠心モデルでも同じです。まずはサイレントアサシンでブレーキを設定します。着水以外サミング無しでバックラッシュせずに投げれるブレーキに設定。残念なことに風があり右前方から結構強く吹く。このセッティングで45~48mほどです。今回はブレーキをこのままいじらずにどのくらいまで投げれるのか何点か投げていきます。


まずはトライデント60s。ぶっ飛び系ペンシルですが60sくらいのサイズになると重量が軽くなり90や115のような爽快感は有りません。小粒で重心移動が入っており比較的飛ばしやすい部類ですがシーバスで使うルアーとしては軽量な部類になります。重量は8gなのでベイトで扱うにはちょっと投げにくい部類になると思います。これでもざっと45mほど飛んくれます。サイレントアサシンとあまり飛距離が変わらないですね。純粋に空気抵抗が少なく比較的重量がまとまっているのでこれだけの飛距離が出ます。ブレーキ的にはまだまだ楽勝です。もっと軽いものを投げていきます。


今度はダイソーのシンペン4gです。正直シーバスではあまり使う人はいないんじゃないかと思います。メバルなどを釣るには良いサイズでどちらかと言ったらアルデバランとかSSAirなどのフィネス系リールにマッチする重量です。今回使用しているSLXは32mm径と比較的ライト向けのリールですがスプール幅が23mmとワイドです。ラインもPE2号を100m巻いているのでこの重量にはあまりマッチしませんが問題なく投げれます。だいたい42,3といったところ。飛距離的に全然問題なく使えますね。因みにサミングは着水時のみです。どうです?ベースブレーキで結構軽いものまでカバーできることが分かったと思います。次はサイレントアサシンと同じ重量のメタルバイブを投げてみます。


ここは水深があまりないのでダイソーの鉄板14gを使います。もちろんフックもダイソーのトレブル。これなら引っかかっても無理やり曲げて回収できますし最悪のロストでもダメージが少ないという事で危険地帯では良く使っています。だいたい60m位ですね。まぁ問題なく飛んでいます。これ以外にエリテンとかショアラインシャイナーSSR、ヒソカやバンクなども投げてきましたが問題ないですね。ベースブレーキが設定できればブレーキをいじらなくてもだいたいの物が扱えることが分かったと思います。ただなんでも投げれるか?というとそうでもないです。例えば


ガボッツ90のようにサイズのわりに体高があり重心がそこまで後方重心ではないものなんかは厳しいです。特に今回のように風のある環境では投げれません。なので汎用性はあるけど万能ではないという事が分かったと思います。でもとりあえずベイトを使ってみたいという方にはお勧めできるセッティングなのでまずはこのブレーキからスタートで良いと思います。慣れてきたらルアー個々にブレーキをいじっていく感じです。先ほどの鉄板ならブレーキを落とすことで65~70mほど飛距離を伸ばすこともできます。デイゲームで鉄板投げまくるならブレーキを合わせたほうが良いですがナイトゲームで使うなら色々いじるよりもベースブレーキのままの方がトラブルも少なく扱いやすいかと思います。ここから先はトライ&エラーになってきます。


因みにですがDCブレーキだとサイレントアサシンが投げれるセッティングでガボッツも問題なく投げれます。鉄板系もしっかり飛距離が出るようになってきますが最大飛距離を狙うとなるとやはりブレーキ操作が必要になってきます。長年使った感覚だと遠心やマグネットブレーキよりもベースブレーキでの扱えるルアーがより多くなったという感じです。ブレーキモードもいくつかありますが実際に使えるのは2,3個といった感じで微調整はできません。一応段階的に強弱ついていますがその差が結構大きいので私の場合ほぼ固定で使っていますね。201HGの場合スプール径が大きいので流石に4gはかなり厳しいですが7g、8g位から問題ないですね。なのでバチ系、アミ系の軽量な物から2ozまで1つのブレーキでやっていました。100点満点の飛距離は出ないけど80点、90点くらいの飛距離をブレーキ固定でトラブルレスに投げれる事が最大のメリットかと思います。中近距離、ナイトゲームなど飛距離はあまりいらないとか安全性重視といった明確なビジョンがある場合はお勧めですがベイトを使っている楽しさはあまりないですね。


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