ベアリングレス化 匠ブッシュ


昔のウルトラキャストモデルにはこのブロンズブッシュが入っていました。それがあるときから片側ボールベアリングにかわり現在では両方ともボールベアリングに置き換わっています。個人的にはある程度の重さがあればブロンズブッシュでもボールベアリングでも飛距離は変わらない。もちろん使い方によってボールベアリングを入れることで飛距離を伸ばすこともできますがオーバーヘッド主体で投げてる私の場合だと7g以上あれば実用的な飛距離が叩き出せます。



過去にOLD5000にPE2号を巻いて投げている経験からベアリングがなくとも問題ない。そんな経験から5501C3をメンテナンスが楽なベアリングレス化する。とはいっても昔に使われていたブロンズブッシュが手に入らない。まえはベアリング化する人が多く結構でヤフオクで見つけることが出来ましたが現在はブロンズブッシュが使われている機種がない為なかなか出回りません。メーカーに注文できるのかどうかも不明の為少々値が張りますが


ゴールドワークスの匠ブッシュを入手しました。メーカーの説明文には

ベアリングと比較して構成パーツが少ないため、圧倒的な静音性と防錆性を実現。初速を抑えバックラッシュを低減しつつ静音に包まれたキャストが可能になります。

とのことです。まぁアンバサダーシリーズの場合レベルワインダー連動だから静音に包まれることはないですけどね。簡単に言うとボールベアリングと比べブロンズブッシュの方が摩擦係数が高いのでスプールが回りにくくなる。だからバックラッシュしにくいという事です。一般的な物であればボールベアリングに比べ100倍位の摩擦係数です。そんなに摩擦係数が高かったら飛ばないじゃんと思うだろうけどそんなことはないです。摩擦係数が高く回転しにくい分ブレーキを弱めれば良いだけです。正規品の現行アンバサダーは飛距離重視の影響か分かりませんがベークライト2点式遠心ブレーキが採用されており全然ブレーキが効きません。平行輸入品なら


6点式のものがあったりしますがパーツが入手できないという問題がありますね。いずれ2点式に変更せざる負えないでしょう。そうなると圧倒的にブレーキが不足します。なのでそこを補うためにブロンズブッシュというわけです。一般的にブロンズブッシュのような軸受けを滑り軸受と言いますが滑り軸受の寿命は半永久と言われております。もちろん使い方にもよりますがしっかり潤滑していれば流体潤滑状態になり直接金属と接することがありません。詳しくはトライボロジー工学というのを読んでみると良いと思いますよ。メチャメチャ詳しく専門的な事が書かれていて面白いですよ。


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