オールドABUを魔改造1


皆さんオールドABUは好きですか?私も好きですが特にオールドがいいとかのこだわりはないです。一般的にどの年代からオールドなのかは不明ですが個人的にはハンドル側のカップがフラットなものがオールドなのかなぁ?なんて思っています。なので~80年代の物といった感じ。私が持っているもので73年と思われるものがありますがこちらはフラットなのでオールドABUになるんじゃないかな?その後はパーミングモデルとかウルトラキャストモデルとか色々出てきて現行のCSロケットなんかにつながっていくんだと思っています。その間ちょっとずつわずかな変更を行っており年代によって互換性が有ったりなかったりといった感じですね。そういった中で古い道具をオリジナルで使い続けるというのは結構大変かな。まだまだ球数はあると思うんですがやはり10年前に比べ古い部品の出品が減っているように感じます。価格も上がってきているし、状態の良さそうなものも少なくなってきていますね。そうなってくると『壊れたらどうしよう?部品手に入るかな?』という心配が付いてきます。じゃ今のうちに買いだめしておくか?と考えジャンクパーツを大量に買いあさった事も有りました。かなり安く入手しているとはいえ欲しい部品が入っているか?状態が良いかは手元に来て選別するまでは分からないという事が多々あります。それに不要なパーツの処分にも時間や手間がかかる。ならば現行と互換を持たせればいいんじゃないか?という事でこのオールドを現行のギアと互換を持たせる改造を行う。とりあえず分解して現行のと見比べます。うーん、ここをいじればなんとかなるんじゃないかなぁと目星がついたので作業開始。


このメインシャフトをゴリゴリ削って現行のギアーユニットが入るように改造。


こんな感じで円柱部分をフラットに削りました。ここを削ることで現行のカーボンドラグが装着可能になります。とりあえず切り子が入り込まないように掃除して仮組


問題なさそうですね。抑え込むとちゃんとドラグも効きます。今回ギア比5.3の物を採用。本当は6.3が欲しかったんですがあちらはあまり出回らない。価格も5.4は2000円前後でピニオンとセットで入手できますが6.3になると中古のでも4000~といった感じです。新品でも購入できますが6500円~と言った感じなので今回のような試し使うのはもったいないですね。次はピニオンを交換していきます。


くびれのサイズや位置は問題ない感じがしますが明らかにギアーが長いですね。これ干渉してはいらないかな?入らない場合は同じ高さに削るだけですができれば未加工で取り付けたいですね。部品交換を考えると多分ピニオンが一番交換頻度が高くなると思う。そうなったときに毎回加工してというのは結構つらいところ。干渉しないことを祈って取り付け蓋をします。


あら?すんなり嵌ったぞ。干渉して閉まらないかもと思っていましたが思いのほか問題なく嵌り拍子抜けです。しかし別の問題が・・・メインシャフトが回らない。どうもカップとドラグ押さえが干渉しているようです。これはちょっと厳しいですね。じゃ3枚あるドラグを2枚に減らすか。


羽付きドラグワッシャーとカーボンドラグワッシャーを抜き取り再度蓋をしたところスムーズに回るようになった。これで内部の問題は解決したかなぁ。とりあえずパーミング側と合わせてみるかとスプールを差し込んだところ


刺さらない。古い5000、5500Cは軸が太い。今回使ったギアは現行のものの為ウルトラキャスト仕様。当然軸径が違いますね。となればやることは一つ、スプールも現行モデル化する。ジャンク集めをしていた都合


シャフトもスプールもコンプリートで持っているので合体させてみる。


手持ちのウルトラキャスト用のパーミングを使って仮組してみました。これでだいたいの位置が分かりますね。一応ギアはスムーズに回りすがスプールシャフトが長い為キャスコンがギリギリという感じです。位置だしの為パーミングモデルを使っていますが最終はCSロケットと同じ形になります。流石にこの状態だといつキャスコンが外れてもおかしくないのでスプールシャフトを短くします。


シャフト固定用のくぼみに大型のワイヤーカッターでつかんで無理やり切断。切断面は平らにやすりで均しました。だいたい2mm位短くなったかな。ついでにドラグを3枚に戻します。ドラグフリー状態で取り付けると干渉するんですが、釣行時のように締めこむと干渉しなくなることが分かりました。なのでバラシて再度組み直しワッシャーで調整して・・・


良い位置になりました。限界までドラグを締めてもキャップとの干渉が無いので問題なく使えますね。ひとまずこれでハンドル側の作業は終了。次回はパーミング側を改造していきます。
    

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