オールドABU 魔改造2


ハンドル側の改造は終了したがパーミング側も改造がまだ残っている。大した作業じゃないんだけど工具が無い場合結構しんどい作業となります。


作業内容としてはこのキャスコン内部の段差を取り除くだけなんですが上手く削らないとベアリングが収まっていた部分を傷つけてしまいガタが出てしまう。ボール盤があれば10mmもキリでそーっと位置だししてもんでやればすぐなんですがそんなもんは持っていません。ハンドドリルすらないので手作業でやるしかない。なんでこの作業が必要かというと


このブッシュを組み込むためです。シャフト付きのスプールに比べキャスコン側がかなり短くなっています。その為このブッシュを使ってかさ上げするのです。ところがオールドの場合ここにベアリングを収めている都合段差が付いている為このブッシュが刺さりません。なのでその段差を削り取るという作業が必要になります。ちなみに現行CSロケットのカバーを取り付けるとい事も可能です。最悪失敗したら現行のカバーを買って塗装、もしくは中古の物を探すといった感じですかね。諦めてパーミングモデルで使っても良いか。10mmのキリはあるので手袋をして直接キリをもって力技で段差を削っていきます。表側からやるとベアリングの入っていた部分に傷が入ってしますので裏側から作業することをお勧めします。15分も格闘すれば段差が取れますね。あとはバリをドライバーの先端を使って処理。切り子をきれいに掃除して組付けていきます。


今回ウルトラキャスト化する事でクリック&コグの仕様が変わります。なので今まで使っていたコグホイールが使えないので現行のコグホイールを取り付けます。今回取りつけるコグホイールは香川塩ビ製の1ボールベアリング23404ベースのコグホールを使います。ベアリング入りを使うのはたまたま純正の23404が手持ちになかったのでベアリング入りの物をストックから持ってきました。まぁ構造的にこのベアリングの付き方だと全く効果が無いんだけどね。錆びたり塩噛みするから本当はベアリング無しの純正が良いのですが仕方ないですね。グリスたっぷり詰め込んでつかます。これでフレームと合体させて


改造終了です。巻き心地は結構良いですね。ゴリゴリ感も全くなくスムーズです。スプールの位置もしっかりセンター出ているし回転も良好です。ハンドルは


NSクラフトの物を採用。純正に近いハンドル長さ、ハンドルノブ形状をしており軽くてカラーも良いです。ノブにはベアリングが組み込まれているので純正ハンドルのようながたつきもなく快適そのもの。今回の改造でギア比を4.7から5.3にUPすることが出来ました。これで最大巻き取り長65cmと現行のCSロケットと並びます。パーツの互換ももちろんあるので今後も長く使って行けますね。


マニアな方には怒られそうですがオールドなのに最新の構造を詰め込んだ不思議なアンバサダー5500Cが完成しました。この改造によってズーナマスプール、ミッドシャロースプールを搭載することも可能になりますね。しばらくはノーマルで運用して使い道があれば更なるギア比アップとカスタムスプールの搭載も検討していきます。まぁ右巻きなのでねぇ・・・改造はしたけど常用するかどうかはといった感じですがオールド改造することで現行のスペックを手に入れることが可能という事がわかりました。ちなみにシャフト付きのパーミングカップモデルもウルトラキャスト化が可能です。ただちょっとピニオンの改造が必要だったり、場合によってはメインシャフト、メインギア、ドラグをごっそり交換する必要があったりしますね。こればかりはばらしてみないとどんなパーツが使われているか分からないので判断できませんが基本ヤスリがあればなんとかなりますよ(笑)



0 件のコメント :

コメントを投稿