色々検証した感じマグネット+遠心が一番扱いいやすいかな。現行の5000シリーズは並行輸入品以外は2点式ベークライトのブレーキでかなり飛距離が出るセッティングになっている。ただしある程度の技量が必要となる。純正のブレーキブロックでキャストするなら空気抵抗の少ない重たいもの限定といった感じでルアーフィッシングなら鉄板バイブ、メタルジグが該当する。30gも有れば80m位は余裕で飛ばせるがそれ以外のルアー、ミノーやトップ、シンペンなんかはキャスコンを締めないと扱いにくい。ビッグベイトも投げれない事もないがかなり締めこむ必要がある。
マグネットのみでセッティングした場合、ほぼほぼタトゥーラ300と同じ挙動になる。スプール重量があるためかなり強めにブレーキをセットする必要があり巻き重りをかなり感じる。ある程度の位置でセットして残りはキャスコンといった運用になるんだけどこのある程度の設定が非常に難しい。例えば10g~30gまでしか使わないというなら結構簡単なんだが7g~130gまでカバーしたいとなるとだいぶシビアに合わせておかないとならない。また、キャストもビッシと回転数を上げるようなキャストには向かない。なので足場の悪い場所で態勢が崩れたりした場合にバックラッシュしやすい感じがする。
スプールのサイズと巻いているラインを考えるとマグネットの方が向いているんだが外部で調整できない事を考えると高速でも低速でもしっかりブレーキが効く必要がある。なので高速に強い遠心ブレーキと低速に強いマグネットブレーキを併用する。とりあえず遠心のみを使って一番回転数の上がる鉄板やメタルジグを投げ倒す。調整に使うのは自分がよく使う重さが良い。私の場合は14~20gの鉄板がメインになるので今回は20gを使用した。理想はキャストして着水までノータッチで投げれればいいがラインの太さにより中間~後半で膨らんでしまう。経験上パンパンに巻いて100mくらいまでの太さだとノータッチで着水間際までブレーキが効く感じ。キャパが150m、200m巻ける太さになると後半が不足しサミングが必要になる感じです。要するにブレーキ曲線がマッチしないという事。なのでマグネットを使ってブレーキ曲線を補正する。キャスト時のブレーキは遠心だけで十分足りているのでマグネットの力はわずかで良い。面倒くさいがセットしては投げまたばらしてセットという感じで微調整していく。ようやくギリギリ着水までノータッチで行けるセッティングになる。あとは確認でいろんなルアーを結んで投げていく。アルデンテ95(7g)で35m、スリムアサシン149が50m、アマゾンペンシルが45mといった感じでかなり幅広く投げれるようになった。
調整はキャスコンのみ。セロポジでメタル系、サイレントアサシンなどの投げやすいミノーやシンペン。バランスの悪いもの、投げにくいものはキャスコンで調整。ルアー重量というよりもルアーの特性で結構変わる感じ。重心移動タイプの場合だと遠心よりもマグやキャスコンが効いていたほうがいいが固定重心かつセンターバランス、表面積が大きいものの場合遠心がガッツリ効いた方が姿勢が安定し飛距離が伸びる。調整範囲はゼロポジションを0として1~3の範囲。ブレーキを効かせるというよりもキャスコンを締めることで回転数を折押さえ遠心を効かなくさせるという感じ。後方重心のシンペンや14gのメタルなんかの場合2くらいまでは飛距離が大して変わらない。遠心とマグネットブレーキのバランス調整的な範囲になると思う。2~4の間は明らかにブレーキがかかる。なのでこの範囲はアマペンやメガドッグ220、ちょっと飛行姿勢が安定しない重量物を投げるために使う。これでかなり万能に使える機体に仕上がった。絶対的な飛距離は専用にセットしたものにはかなわないが太めのラインでそこそこの飛距離を安定して使えるのは有りかな。このセッティングであればカルコン300やソルティスト300、タトゥーラ300よりも汎用性が有り使いやすい。これでようやく満足できるブレーキが整ったのでナイトゲームにも持ち出す予定です。
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