グリスについて その1


グリスって何使ってます?私は結構適当です。ってこじゃな書く意味ねぇじゃん(笑) さて、グリスについてちょっと・・・基本的に一般家庭ではオイルに比べそんなに使うことはありませんが自動車、バイク、自転車、家電や扉など多岐に渡り使用されています。とても身近なものですが選択が難しいですね。正直バイクや自転車でグリスを使うのはそんなに気を使う必要はないとです。主にベアリング関係ですから基本的金属への塗布でしかも長期潤滑、錆び止めですから。一番面倒なのが


こいつね、リール。ギアの素材だけでもブラス、樹脂、鉄やステンレス、アルミと私が確認しただけでもこれだけありますよ。これで一番困るのが樹脂。大きな括りで『プラスチック』てのはわかるが正確な材質がわからない。なのでどの樹脂にも使えるグリスを選ぶ必要があっる。また、銅を腐食させる材質、鋼対鋼にはよろしくないグリスだったりと相性もある為なかなか難しい。だからだいたいどの材質に対しても使えるグリスを選ぶんです。いわゆる万能タイプ。それが鉱物油系のリチウムグリスです。このタイプはだいたいホームセンターで『リチウムグリス』として売られています。大概グリスの詳細なデータは出てきませんが・・・油脂メーカのサイトを調べた感じだと多分ですが基油が200前後のちょう度2のグリスでしょう。


このちょう度と言うのは分かりやすく言うとグリスの固さです。簡単に言うと増ちょう材の量で固さが変わります。それ以外に増粘材とか極圧材とか色々入っていますが基本はこのちょう度の数値が高いイコール持ちが良いと思ってもらったらOKです。上の写真は同じ油脂メーカの同じ銘柄のちょう度違いです。見た感じで0は柔らかそうですね。じゃ実際にこの3つをメインギアに塗って巻いたらどれが一番軽くなりますか?0?正解はどれも同じ。ちょう度が変わっても巻き心地に大きな変化はありません。巻を軽くしたいからちょう度を上げるのは間違いです。ちょう度で変わるのは巻き始め、停止状態からの動きだしのみ変化があります。なので巻を軽くしたいのならばちょう度出はなく基油を気にするべきです。この基油とはベースに使われているオイルの粘度を表しています。


基油200ってことはVG200と言うわけです。だいたい通常用途のスプールベアリングに挿す粘度がVG15程度です。そう考えるとかなりグリスはドロドロなオイルを使ってますね。なので基油の数値が低いグリスに変えるのがいいです。しかし、一般的に基油の数値が低いグリス、ちょう度が高いグリスは入手しにくいです。なので自分でオイルで薄める行為が行われます。薄めて使うのは有りだと思いますが、グリスのベースオイルと薄めるオイルの材質が基本同じである必要があります。だから安いホムセングリスなんですよ。安いグリスは基本鉱物油ベースです。そして安いオイルも鉱物油。混ぜることが可能です。だいぶ長くなりましたので次回に続きます。

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