カルコンの巻きの良さ


初めてカルコンDCを使った時、本当感動するくらい巻きがよかった。なんだこれ!?全く振動がない。そして中古のカルコン201HGを手に入れてセルフメンテした。中古なので真の良さは再現できないがちょっと洗ってグリスを塗ってやればものすごくいい巻き心地だった。マイクロモジュールの恩恵だと言われているけど多分そこじゃない。マイクロモジュールももちろん巻きの良さに関係している。だがそのギアの力を発揮させるのはやはりボディーの精度の良さだ。モーターや減速機等仕事でオーバーホールしているので良く解るがケース、ハウジングがダメなものにどんなに良いベアリング、新品のギアを入れても良くならない。それなりの仕上がりになってします。やはり軸のマウント部がしっかりとした精度でできているという事が1番大事なことだ。それを実感できるのが


この古いABUたちだ。新品なんてなかなか出回らないし出ても高くて手が出ない。もっぱら中古を仕入れてチューンして使っている。構造的に歪みやすくカシメも外れやすい。そんなフレームを使っていると良く解る。どんなにいじっても巻き心地、飛距離が良くない。いじり始めた当時はそこに気が付かず相当デッドストックに部品を買いあさって組み替えた事も有った。当然良くならない。機械の基本に立ち返れば当たり前のことだがそこに気が付くのにかなり時間がかかりましたね。今はしっかり心出ししてカシメ直ししているので多少摩耗が進んだギアでも問題なくきれいに回る。ちょっとギャップが大きい感じはするけどグリスで調整できる感じだ。さて、カルコンシリーズは他のリールと何が違うかというと多分ボディーの精度ですね。スプール軸とハンドル軸が平行であること、軸間距離が正しいことにつきます。私のカルコンはみなHGですがノーマルはHGよりもさらに細かいモジュールのギアが入っているそうです。


ギアのかみ合わせはこの歯の山と谷の深さが関係しています。ギアのかみ合うポイントはピッチ円直径と言われざっくり言うと山と谷も真ん中あたりになります。正確にはちょっと違うんだけどまぁ・・・興味がある方は自分で調べてね。山と谷の差が大きければ大きいほどピッチ円から多少ずれてもかみ合ってくれます。もちろん予定している負荷は掛けれなくなりますがリールに関して言えばそんなことを考える必要はないです。では
マイクロモジュールのように差が小さなものはどうでしょう?ピッチ円からの許容がかなり小さくなりますね。ずれが許されないという事になればボディーが歪んでしまった場合どうなりますか?ピッチがずれますね。カルコンシリーズは高剛性のボディーを高精度で加工しているから巻き心地が良いんです。回転時の軸ブレもなく歪みもない。カルコンを評価すべきところはここなんです。剛性が高いから巻きが安定する、大型ギアだからパワーが・・・マイクロモジュールなんで巻き心地がヤバい等、動画やブログで見るがそこじゃねぇーんだよ!高剛性、高精度なボディーの恩恵でマイクロモジュールが使える、高剛性だから負荷が掛かっても歪まないためギアの伝達率を最大限に使える。これこそがカルコンの持つ真の性能なんだと思います。やっぱりシマノはすごいな・・・ピニオン保護のためにカラー突っ込んでるどこぞのD社とは違うな!ピニオンなんかいくら腐食しようか関係ない。ボディーを守れよ!機械はシマノ、おもちゃはダイワ言う口コミは正しかったんですねぇ

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