PEAK1 Fether Stove442の欠点


先日メンテナンスをしていつでも使えるようになった。しかし、出番は少ないと思われる。即青火で点火できるのはメリットではあるが火力調整がかなりシビアなのと消火後のにおい。いつまでも臭いんです。これを改善する方法としてはやはり2バルブの旧型バルブアッシーを移植するしかないですねぇ。ただ廃盤らしく値段も高いのでちょっと躊躇します。安くて5000円、高いところだと15000円とまぁ足元見てるようなところもありますね。


ジェネレーター、バルブアッシー構造をざっくり書くとこんな感じです。うーん、絵心が欲しいです。とりあえず簡単に説明するとバルブを開閉することでこのオレンジ色に内部部品が動きます。バルブより上部はワイヤーになっておりガスチップの詰まりを解除するようになっています。offからONに動かすことでガスチップの先端から出ているワイヤーが引き込まれバルブより下のオレンジ部分も下がります。外から見るとバルブの場所で燃料の供給、遮断を行っているよう思えますが実際はタンクの底で行っています。このつくりに一番近いのはランタンです。


燃料吸い込み口はタンクの底にあるんですが、たぶんこんな感じの構造になっていると思われます。コールマンのバルブアッシーは破壊しないと中が見えないので想像になりますが多くの古い構造のランタン、現行だとペトロマックスなんかがそうですね。ストーブではあまり見かけないかも。私のよく使う分離式のドラゴンフライや箱型の8R、111Tなんかのバルブはニードルバルブになっておりかなりの範囲で火力調整が可能ですがこのランタンのバルブのような構造の場合はほぼ火力調整ができないですね。ランタンの使い方を考えれば理解できると思いまう。これがまず第1の欠点ですね。


もう一つが、消火後のにおい。この原因は水色で塗った部分に残った燃料が燃え尽きず揮発するにおいです。燃料供給は止まっていますがバルブアッシーからガスチップにかけてたっぷりと燃料が残っています。ジェネレーター部分は非常に熱いため火が消えた後も熱が伝わりタンク内部のバルブアッシー部分の燃料も揮発します。熱量が足りないためじわじわと蒸発するからいつまでも臭いのです。バーナーとテントや室内で使うなと言われていますが、このバーナーは特に使っちゃだめだと思います。まぁこれ以外に508とかも同じ構造なのでやはり使うのは避けるべきですねぇ。私のようにお家でお湯沸かしてコーヒーをって言う使い方はとても進められるものではないです。マジで!!これも2バルブに変えることで解消されます。それだけ昔のコールマンは優秀だったという事ですね。
ちなみにですが、この構造でも弱火と使う方法があります。それはポンピングで調整する。点火時にあえてポンピング回数を減らすんです。そうすることで燃料の供給を減らして弱火を作るんです。これ、バルブからノズルまでの距離が長い分離式ストーブ、特にウィスパーライトで使うテクニックなんですねぇ。これも元をたどればマナスルとか古い構造の灯油ストーブの使い方なんです。マナスルなんかは途中で圧抜きができるので自在ですが、442やウィスパーライトは圧抜きができないです。まぁ慣れればどうにでもなるんで問題ないですが、機器の特性を生かした用途で使ってあげるのが一番ですねぇ。というわけで442は火力調整があまりいらない茹でる系、湯沸かしが最も合って用途ですかねぇ。釣り場で、バイクツーリングでっていうのにはばっちりマッチしそうです。

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