ナイロンライン


12月中旬にナイロンラインをSLXに巻いた。ラインによって向き不向きがあるのはある程度理解できているがとある動画でナイロンがいいかなり押している。フロロは弱いPEはダメだとかアンタレスDCMDは最高だ!管釣り、シーバスにはステラは常識だとかかんとか。とはいえ一般的なサラリーマンだとリールに1個5万だ7万だと出せるものではないですねぇ。私の小遣いでは手が出ません。なので中級レベル、2~3万程度の物を多用しています。もちろんラインも高級品ではなく200m2~3000円程度の格安の物です。PEは5回使ったら交換推奨らしいですが1年、いや短くなるまで交換してないです。
なぜ今になってナイロンにしたかというと、ボトムを取らないので感度なんて別になくても良いという事、それとベイトなのでナイロンでも飛距離が落ちないっていう事でナイロンを長期的に使ってみようと思い巻いてみました。ナイロンには吸水性がありすぐに劣化するという話をよく聞きますが、どのくらい劣化するのかが分からないですねぇ。それを調べる為には長期的に自分で使ってみるしかない。


今回は4号を巻いてみました。今までフロロ14ポンドをパンパンまで巻いて使っていたので16ポンド相当のナイロンをパンパンに巻いても問題ない。実際に投げてみましたが非常に投げやすい。かなり無理なブレーキで投げても何とかなるのでナイトシーバスでは有利に感じます。しかし・・・


1時間も使っているとラインが膨らみました(;´・ω・) 投げていて明らかにブレーキが弱く感じます。マジぁ・・・帰ってスプールを抜き取りどのぐらい吸水した測ろうと思ったのですが抜けなかったです。とりあえず巻きたての頃の重量は


こんなもんです。


フロロ14ポンドの時はこんな感じです。2.5gほど軽いので使い始めはブレーキをちょっと弱く設定できました。しかし、1時間使ったラインはフロロよりもブレーキを強めないとバックラッシュが起こります。吸水して重くなったのと外径がちょっと大きくなったことで使用感が激変。これってもしかしてだけど、使っていたらブレーキが効かなくなったって言う現象じゃないか?ブレーキに水滴が付いたからブレーキが効かなくなるのではなくラインが吸水して重くなるからブレーキが足らなくなるんじゃ?ナイロン以外のフロロやPEを使っていた時はそんな現象は起きなかった。水しぶきをまき散らしやすいPEですらブレーキが濡れる事はなかった。今回使っているナイロンもブレーキが弱くなったので開けてブレーキは確認しているが水滴は一切ない。一応ぬぐっておいたがブレーキは変わらず。という事で、ブレーキが効かなくなる現象はナイロンだけの問題のようだ。



参考程度にブレーキセッティングを載せておきます。8gのシンペンで吸水前は2ちょっと、吸水後は3ちょっと。約1メモリ変わるのでそりゃバックラッシュするわなぁ(-_-;)
SVS∞のように外部で調整できるブレーキなら良いが5500cみたいブレーキだと結構致命的かもしれませんね。というわけで個人的にはベイトにナイロンは不向きな気がします。ただ、飛距離の要らないボートなどの場合はせいぜい30mも飛べばいいのでブレーキをガンガン強くしとけば吸水して重くなろうが外径がでかくなろうが関係ないですね。飛距離重視で20gで80m飛ばすぜ!!でブレーキをギリギリに調整すると多分修復不可能なバックラッシュで釣行終了になります。というわけで陸っパリ飛距離重視型アングラーにはナイロンはお勧めできません(笑)

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