購入して半年、ほぼメインで使用してきた。同時に購入したタトゥーラはメンテナンス性の悪さから海水での利用は不向きと判断して手放した。構造的に水が入りやすい&メンテナンス性が悪いという事は非常に手間がかかり場合によっては部品代も発生する。正直な感想とは初期性能は良いが1か月も水洗いのみでシーバスに使用したらフルメンテが必要なリールだなという事です。SLXは非常に飛距離が出て扱いやすいがこまめにワンウェイをクリーニングしないといけないのでちょっと手間がかかる。メンテナンス性は良いのでこちらは手元に残してあってちこちょこ使ってます。そんな中、ロキサーニはほぼノーメンテでこれまでトラブルレスで使ってこれた。もちろん最低限のスプールへの注油はどのリールにも行っていますがそれ以外は使った後水洗い、めんどくさかったり短時間の利用だと水洗いすらしないというずぼらな扱いをしていたが全然トラブルが起きない。巻き心地も購入時と変わらないしスプールもスムーズに回る。このまま限界まで使ってみようかと思いましたが、内部が気になります。もしかしたらギアが錆びてるかもしれないしグリスが乾いてるかもしれないのでちょっとだけ開けて覗くことにします。
これは驚きですね。非常にキレイです。ギアにも変色した箇所もなく歯部にはしっかり油膜も残っています。ここまできれいな状態が維持できているってことは水の侵入が極めて少ないか入っても抜けやすい構造だからなのかもしれませんね。ちょっと気になるのがグリスの色。黄色味掛かっています。私の記憶ではレボシリーズなど分解したときについていたグリスは透明か半透明の無色のグリスでした。なので
プレシジョングリスを使っているのだと思っていました。このグリスが変色して黄色くなったか?ってことはちょっと考えにくいです。ロキサーニ自体最近のリールで仮にファーストロットだとしても1年ちょとくらいしか経過してないはず。過去に分解したレボシリーズはだいたい1年酷使してから分解しています。その点から考えると今までのレボシリーズのグリスとは違うものを使っているのだと思われます。何のグリスか材質までは分かりませんが、エントリーモデルの特殊な高価なグリスを使わないだろう。そう考えると安価でそこそこの性能で最も汎用性が有るのも・・・多分リチウムグリスではないかなぁ?
ギアの周りにてんこ盛りになっていたものを掬ってみましたが褐色で透き通った感じですね。ウレアだとだいたい濁ったものが多い気がします。とりあえず手持ちのグリスと感触を比較すると
手触り的にこのリチウムグリスが近い感じです。粘りや滑り的に多分ちょう度1程度ではないかな?手持ちの1番よりもちょっと硬いですが2番ほどではないの。多少オイル抜けなどを考えると多分1番で間違いないかと思います。
メインギアとは材質の違うレベルワインダー周りのプラギアはどうなんだろうと思い掬って触ってみましたが同じもののようですね。手間やコストを考えればグリスを塗り分けるなんてしないですよね。ただ
ワンウェイに塗ってあるものは別物ですね。多分だけどこれはちょう度0のリチウムグリスじゃないかなぁ?ワンウェイにグリスなんか塗ったらってダメってよく聞きますがなんでダメなのか説明がないですね。実際ベアリングメーカーはグリスを塗って出荷してたと思います。製造メーカーがグリスを塗っているってことを考えれば分かると思いますがグリスでもいいんです。いや、むしろグリスが正解ですよ(;´・ω・) 基本的にリチウムグリスを薄く塗って使っていれば問題ないです。だいたいオイル仕様で使た場合、こまめに注油が必要になりますよね。スプールベアリングと同じ頻度で注油しますか?スピニングにワンウェイとか問題が起きるまでほぼほぼノーメンテじゃないですか?ダイワのマグシールドつきとかどうします?注油不可ですよね。マグシールドは潤滑用ではなくあくまでも水の侵入を防ぐシールドだという事を考えると・・・分かりますよね。ドライで使ってるわけではないので多分グリスが塗ってあるんだと思います。
だいぶ脱線しましたがずぼらに使ってもこれだけ性能が維持できているロキサーニはエントリーモデルとしては他社よりも耐久性に優れたリールだと言って良いかもしれませんね。私の中では飛距離のSLX メンテナンスフリーの高耐久のロキサーニって感じですね。え?タトゥーラ?あれはダメですねぇ。SLXと比べ飛距離もメンテナンス性もダメだと流石に海じゃ使えないですから(-_-;)
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