ハンドメイドルアーで一番の難所って下地処理なんじゃないかと思う。3作目は水性塗料で下地処理したんだけどまぁこんな感じで塗膜が弱かった。やはりセルロースセメントでないとダメなのか?とりあえずセルロースセメントは手元にないし、近所のホームセンターには置いてない。じゃ手持ちにあるもので試してみる。
まずは手軽なダイソーでかった瞬間接着剤。これを木片に塗ってみる良く染み込むようにたっぷり塗って乾燥後木片をちょっと削ってみた。
殆ど染み込んでいない。ほぼ表面だけ。だが塗った面は硬く強度は増している。
次はこれ、マニュキュア。ラッカー系なのでセルロースセメントに近いはずだ。どぶ漬けはできないがかなり薄めてたっぷり表面張力を使って塗って乾燥させた。粘度がかなり緩いので染み込むだろうと予想していたが
全然染み込んでいない。想定していたものとは違う結果にちょっと困った。塗膜は硬めでまぁ強度は上がると思う。次は
この水性ニス。もう実際に使っているので実験する必要もないと思うが一応塗ってみる。今回はより浸透性を高める為アルコールで希釈した。そうすることで水よりも粘度が下がりより馴染む、浸透するはず・・・
一切浸透していない(-_-;) うーん、やはりこれは表面に薄いビニールの幕を張るだけの効果のようだ。けしてこの効果がダメというわけではないですよ。これで塗装して乾燥後1日風呂につけておいても水が染み込んでこないってことを考えると皮膜の防水性は悪くない。それとこの皮膜、ちょっと柔らかいんです。柔らかいというか弾力性が有るといったほうがしっくりきますね。なのでこの塗料で強度を持たせるって言うよりも、衝撃吸収といった用途に使えそうな気がする。溶剤系の塗料では今塗ってある塗装を痛めたり溶かしてしまう可能性が有るけどこれなら塗装を傷めずに薄い皮膜を作ることができる。市販のルアーとかメタルジグの塗装保護に使うには良いかもしれない。
さて、結局下地は何が良いのか?って事なんだけど正直なところ浸透する塗料という物がないに等しい。じゃなんでどぶ漬けしてるのって事なんだけど、簡単にいうと凸凹を消しているという意味合いが強い。車を塗装したり、製作物を塗装するときにまずは平面を平たんにしてからプライマーなんかを吹きますね。そのうえで上塗り、カラーを載せてクリア塗装という感じです。金属と違って木材は多少なりとも吸収性が有るためやすりで平たんにしても塗装すると木目が出てきます。その凸凹を消すために何度も漬けて平滑にしてるというのが下地処理の本来の意味なんじゃないかと。そう考えるとセルロースセメントである必要性はないなぁ。サーフェイサーをガッツリ塗ってサンデイングすれば下地として問題ない感じがする。どぶ漬けで強度を上げるって、木材を硬化させるのではなく樹脂層を分厚くして強度を上げるというのが正しいかもしれない。時間は掛かるけど重ねまくって塗膜1mmぐらいまで厚くしたらめっちゃ丈夫になるんじゃない(笑)
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