Revoのマグネットブレーキ特性


マグネットについて調べれば調べるほど良くわからなくなってくる(;´д`) 少なくとも1.5mm~3mmにすれば強くなる。マグネットの数を5こから7こにすれば強く効く。でもそれがどの程度行かがあるのか?なかなか数値的な資料はでて来ないです。なので調べまくって自分用の資料(記事)をつくろう。何故マグネットがブレーキになるのか?それは磁束密度が関係している。小学校の理科とかで磁石に砂鉄撒いてこんな感じの模様を見ませんでしたか?


この模様のわっか見たいなやつが磁束です!確かそうだった気がします。磁力線だったかな?忘れちゃいました。要はこの線がブレーキの正体です。この線が多ければ多いほどブレーキが強く効くのです。なので一般的にマグネットを交換したり増やしたりしているのはこの磁力線を増やしていると言うことです。この磁力線を束ねたものを磁束、そして磁束の強さを表すのが磁束密度です。なのでマグネットブレーキを強化するには厚さを増やす、数を増やすの他に磁束密度の高いマグネットに交換する事が有効です。ざっと調べたところN52クラスのネオジムが一番磁束密度が高かったです。
ざっくり言うとマグネットブレーキはこの磁束間を物体が移動することでブレーキを掛ける訳です。フレミングの・・・なんて聞いたことがあると思います。難しいことはさておいて、この原理を利用した実験を多分多くの方は小学校の理科でやってると思います。


コイルの中に鉄芯を出し入れすると豆電球が光ると言うもの。詳しい説明は省きますが原理はコレ。この辺を踏まえてマグネットブレーキの考察をしていきます。
厚さ、数、磁束密度でブレーキ力が変わるのはわかったと思います。そしてこれに距離が関わってきます。普段釣りをしているときにカチカチとルアーや環境に合わせて変えていると思います。このカチカチで距離を制御しているんです。漠然と近づくと強く、離れると弱くなります。その強弱は磁束による影響です。


レボのマグネットは鉄板の上にマグネットを張り付けてます。張り付けている場合一つのマグネットとして作用するらしいです。先程の棒磁石を使った絵とは磁力線の出方が違います。これにスプールのディスクを書き加えると


こうなります。プレートの位置が離れるにしたがって磁力線を遮る数が減ります。雑な絵で分かりにくいですが、マグネットに近い程直線的になり離れる程手前の磁力線を避け円弧を描くようになります。この磁力線を横切る数が多ければ強くなります。なのでマグネットとの距離が近い程強くなる理由です。問題はこの距離が変わるとどの位弱くなるか?強化したけどどの位強くなったかが体感ではわかるけど数値的には分からない、1クリックでの変化が分からないなどです。そこで必死に調べました。


これがレボシリーズのブレーキグラフ。ネットにある近似計算で厚み1.5mmと3mmの磁束を計算。その数値をグラフにしたものです。見ての通り直線的な変化ではなく緩やかなカーブを描いています。今回はマグネット数1個で比較した。実際のブレーキ力は多分使うマグネットの数を掛け算すれば良いのでは?この辺は不明。ですが1.5mmでも3mmでも基本的には一緒で1.5mmの数値に約1.516を掛け算すると3mm N40のグラフと限りなく近似することがわかりました。


このグラフの左に側のスタートはブレーキのMaxの位置の値。個体差や誤差があるけど多分マグネットとディスクのクリアランスは0.5mm、1クリックでの移動量が約0.1mm。個体差など考えて加減はちょっと多目に計算してあります。こうして見てもらうと良くわかると思いますが今まで体感でMax付近は1クリックで大きくブレーキ力が変わると言うのは正解だったわけです。

グラフを見てわかるようにmin付近の変化は非常に緩やかです。なのでブレーキ力の微調整しやすい。もうちょっと強くしたいんだけど1クリックすると強すぎると言った場合、マグネット強化してmin付近で投げれるセッティングにするとその悩みが解決すると思います。これがマグネット強化チューンの真の狙いではないでしょうか?
正直なところ1.5mm5発で7g~40gまでバックラッシュせずに扱えます。しかしグラフのようにカーブが有るため7gのルアーを限界まで飛ばすのはなかなか厳しいです。Max付近のブレーキを使うため(Maxで使うことはまず無い)微調整が効かないです。これが3mm7発ともなればセンター付近で十分投げれます。その代わり30gの鉄板バイブなんかは投げるとminべったりでも楽勝過ぎます。なので次回はその辺りを調べてみます。

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