SLXメンテナンス


思ったよりも早く異音が出始めたなぁ。ばらさないでざっと原因を探った感じどうも内部で金属が擦っている感じ。巻いていると時々キー・・・キー・・・・きー・・・・となるんです。周期的なような感じもするしそうでもないような感じもするけど、多分ハンドルの回転だろうとおもう。ひとまずばらして原因を突き止め補修する。


まずはハンドルを外した。この時点でもうすでに異音の原因は9割9分ここで間違いなさそうだ。ちょっと見にくいけどワンウェイのグリスが茶色い。明らかに錆びの色が混じっている。


あぁ・・・うん、これはダメな感じですね。まだ初期段階なので洗浄してグリスアップでどうにかなるとは思うが長期ノーメンテではだめだという事ですね。


他も錆び錆びか?って思っていましたがギアや内部はキレイ。ギアのグリスも乾いているわけでもないし足りない感じもない。使用による黒く変色しているのは見られるが年1で問題ない感じ。せっかく開けたのでグリスアップします。


シマノ純正を使おうかと思いましたが防水性を重視してオメガ57をチョイス。ギアのほかにワンウェイもこのグリスで仕上げています。錆びるってことは油膜が弱かったって事だと思うので防水性、油膜の強いグリスを選んでいます。


本格的にばらすのも良いですが今回は原因を探りたかったのであえてこの程度のメンテにとどめています。シマノのベアリングの耐久性とか知りたいですしね。組み付け後軽く回してみたところキーキー音は解消されてました。バラしたことでSLXの弱点も分かりましたよ。いろんなリールをばらしている人はもう気が付いていると思いますが、SLXはワンウェイになんの防水対策が取られていないです。ダイワやアブの場合、ドラグノブがカップ形状になっている。それとボディー側も土手が付いておりダイレクトに水が掛からない構造になっている。でもSLXはカップ形状にも土手も付いていない。だからドラグノブの隙間から何の抵抗もなく水が侵入する。SLXのマグナムスプールは水が入りやすいとか言われていたけどそんなんじゃない。スプールは全く問題ないレベル。むしろこのドラグノブ周辺の構造が防御力ゼロだったって事です。淡水なら良いけど、海水使用ではかなり厳しい構造ですね。ただ、水が簡単に入るってことは逆に洗浄しやすいって事でもあるわけで、海水で使ったらドラグノブの根元にジャージャー水掛ければワンウェイの洗浄ができる。洗浄して乾いたら隙間からオイルを注油してあげれば良い。ただ毎回この作業をやらないとすぐに錆びるので海水での使用は避けたほうが良いかもしれませんね。

というわけで、原因究明と補修は完了。こまめにメンテしながら河口で投げ倒しますよ~

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