ドリフトを考えよう その2

さて、前回の考察で『投げて放置でもルアーが泳いでいる』と書きました。これは正解であって正解ではないです。それが


ルアーの構造。これはタックルハウスのK2F142 T1と言うルアー。K2Fには重心移動が搭載されていて着水時に自然に戻る物ではありません。なのでこのルアーには『投げて放置でもルアーが泳いでいる』が成り立たないですね。この場合、キャストして糸ふけを取って巻くなりジャークするなりして重心を戻す必要があります。

それともうひとつが各ルアーに設定されている泳ぐ最低速さを考慮する必要があります。流れが弱く、


この状態でも棒のようだったらドリフトには向かない流れと言うことですね。ターン後は泳ぐけどそれまでの間は浮いているだけの場合は何かを変えることで泳がせる事が出来るかもしれません。何を変えるかと言うとラインの太さ。流れが緩い場合、ラインを太くすることでより多く流れをとらえる事ができます。ラインの断面は円なのでどうしても流れを逃がしてしまいます。なので太くして投影面積を大きくすることで流れをつかみラインの移動量を増やす事ができます。そうなるとルアーとラインの差が広がり泳ぐ、かもしれません。逆に流れがメチャメチャ早くルアーが泳ぎ過ぎてしまう場合はライン細くして水受けを減らしてルアーの動きを調整することもできますね。

このようにラインを変えることで泳ぎを調整出来たりします。実際現場で『う~ん、流れが緩いなぁ、ライン変えるか』なんて事は気軽に出来ないので役に立ちませんが、釣りに行く前に流れがないポイントだから太めのライン等、道具の選択はできますね。

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